新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、新しい生活様式がすっかり定着している感のある2022年。リノベーションにおいても、トレンドに変化が生じています。一方、以前より人気の設備やデザインが、引き続き支持されているケースも見られます。
今回は、そんな2022年のキッチンリノベーションにおいて、押さえておきたいトレンドを一挙にご紹介。これからキッチンのリノベーションを検討している人は、必見です。
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新しい生活様式に対応する機能が人気
新型コロナウイルスの影響が続く中、2022年のキッチンリノベーションにおいても、在宅ワークの増加や感染症予防といった、新しい生活様式に対応する機能が人気です。主なトレンドを2つ見ていきましょう。
タッチレス水栓
キッチン設備として、手を直接触れることなく水の吐水・止水ができる、タッチレス水栓の人気が高まっています。濡れたり洗剤がついたりした手で触れなくて済むので、水栓が汚れにくいというのがメリット。手を近づけるだけで水を止められて、節水にもつながります。
汚れた手で水栓に触れる必要がなく、家庭内感染の予防も期待できるため、ますます需要が高まるでしょう。
サイズの大きな食洗機
家事の負担を大きく軽減してくれることから、人気の食洗機。おうち時間が増えると自炊の機会が増える家庭も多く、食洗機の中でも大容量なものを設置したいという要望も見られます。また、感染状況が収まりホームパーティを行うときにも、大容量の食洗機があれば、片付けの面倒臭さからも少し解放されますね。
節水効果の高いものであれば、経済的にも嬉しい効果が期待できます。
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食事も取れるフルフラットキッチンで省スペース化
ここ数年、リビングを充実させる「リビ充」というのが、住まいのトレンドになっています。こうした流れと合わせて、キッチンではフルフラットキッチンが人気です。フルフラットキッチンとは、キッチンカウンターに立ち上がりなどがなく、全体が平らになっているキッチンのことです。
視界を遮るものがないため、キッチンからリビングにかけて、開放的な空間を演出できるのがポイントです。フルフラットキッチンでは、水はねや油はねを防止するため、カウンターの奥行きが広く作られています。この広いカウンターを活用してハイチェアを置けば、キッチンと連続したダイニングテーブルとして使うことも可能。ダイニングテーブルを置く必要がないので、リビングのスペースをより広く取ることができます。
リビングの空間を最大限確保しつつ、食事スペースもしっかりと設けたいのであれば、フルフラットキッチンが効果的です。
防災にも一役買うパントリー
感染拡大に伴う緊急事態宣言や外出制限といった経験から、数日分の飲み水や食材の備蓄が重要だと、あらためて身に染みた人も多いのではないでしょうか。そんな時代背景もあり、キッチンリノベーションで人気を集めているのが、パントリーです。パントリーとは、主に食料品や食器、キッチン家電、キッチン雑貨などを保管しておくためのスペースを指します。
食料品や食器を買い込むと、キッチン収納では収容力が足りず、キッチンが雑然としてしまいます。独立したパントリーを設ければ、目の触れにくいところに多くの食料品などをしまっておけて便利。パンデミックだけでなく、いつ起こってもおかしくないと言われる大地震や、大雨による災害、突然の停電といった事態にも備えられます。
パントリーは、現代や予測される将来にマッチしたキッチン設備と言えるでしょう。
コンセントの増設も人気
日本の家電は長らく多機能化が図られてきており、多機能なアイテムが重宝される傾向にありました。しかし、近年では、ある用途に特化した専門家電の人気が高まっています。キッチン家電においても、コーヒーマシン、高品質なトースター、パンを作るための家電など、ある用途において高品質を追求した専門家電が増加しています。
こうした流れに伴い、キッチンリノベーションでは、コンセントの増設も人気が高まっています。電子レンジ・炊飯器・トースターといった、生活に必須な家電でコンセントが埋まってしまうようでは、現代のライフスタイルには合わないでしょう。コンセントの数を増やすだけではなく、置きたい家電の種類や場所を踏まえて、コンセント位置を考えるのも大切です。
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まとめ
今回は、2022年のキッチンリノベーションにおけるトレンドを一挙に紹介してきました。3年にも及ぶ新型コロナ感染拡大の影響により、住まいのあり方も大きく変化してきています。新しい生活様式に対応できるキッチンが求められるとともに、あらためて家族のつながりを感じられる空間づくりも人気となっているようです。
ただ、人によりライフスタイルや理想の住まい像は異なります。最新トレンドを参考として押さえつつも、何より自身や家族のライフスタイル・ライフステージを大切にして、理想のキッチンリノベーションプランを検討するようにしましょう。
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