理想の寝室という言葉を聞いて思い浮かべるのはどんなお部屋ですか。
一日の疲れを癒やすベッドルームはできる限り落ち着く空間にしたいものです。
今回は寝室の広さについてサイズ別にご紹介していきます。
絶対に必要なスペースを知っておこう
寝室を作るためには最低限どれくらいの空間が必要なのかご存知ですか？
扉の配置にもよりますが、基本的にはベッド、通り道、扉の引き代の３つのための空間があれば部屋は成立するでしょう。
日本のシングルベッドの規格寸法は約９７センチ×約１９５センチなので、シングルベッドを一台置くのみであれば、収納を含めても4畳あれば足りると言われています。
ダブルベッドの寸法だと、シングルサイズに約４０センチ足して約１４０センチ×約１９５センチとなります。
この場合だと最低４畳半あれば収まります。クローゼットが部屋の中に突き出している場合は６畳は欲しいところです。
寝室の広さを考えるにあたり注意したいポイント
部屋の形やドアの位置によって、使える空間の大きさと、可能なレイアウトは変化します。実際にベッドと必要な家具を置いた時に、ドアや収納建具が干渉しないか事前に紙に寸法を落としてチェックすると良いでしょう。
また、ダブルベッド以上の場合、大きなベッドを実際に寝室に運び込めるかどうかも重要なポイントです。
完成された状態でドアから所定の位置まで搬入経路が確保できるかどうかをしっかり確認しておきましょう。もし搬入が難しい場合は、シングルベッドを２台にする、組み立て式のベッドにするなどの変更が必要になります。
次は部屋の広さ別に必要スペースを確認していきましょう。
①コンパクトな寝室にしたい場合
まず大切にしたいポイントはベッドの配置。
側面を壁にくっつけてしまうと他のスペースに余裕が出来ますが片側からしか昇降出来ない、など配置によってメリットデメリットが生じます。
壁から離す場合、ベッドの左右にそれぞれ５０センチほど余裕があるとスムーズに通ることができると言われています。
大人２人用の寝室でシングルベッドを２個置きたい場合は最低６畳あると安心でしょう。
並べて置く場合も、真ん中にベッドメイキングのための空間を最低５０センチ開けておくようにすると作業がスムーズに行えるでしょう。
②ゆったりした寝室にしたい場合
ベッド以外にも、身支度を整えるための化粧台や、本棚やチェストなどの家具を置きたい場合にはもう少し広い空間が必要になってきます。
例えば、ダブルベッドと化粧台、本棚とスモールソファを置くとしたら、最低８畳は欲しいところです。
さらに広々と空間を使いたいのであれば、収納クローゼットを部屋の外の廊下に出して、家族の共有クロークにしてしまうのも一つのアイデアでしょう。
また家具を置くのではなく、造り付け家具として収納の一部に取り込んでしまうと、部屋の中の凸凹が減るので動線が小さくまとまり空間が広く使えます。
まとめ
必要な広さを知ることによって、理想の寝室のイメージが浮かんできましたでしょうか。
こじんまりした空間で籠るもよし、好きなものを持ち込んでのびのび寛ぐもよし。
ぜひお気に入りの空間にして楽しんでくださいね。
