リビングは家族が集まる部屋のひとつです。お客様をもてなしたり、リラックスしたりする部屋でもあるので、ゆったりとくつろげるスペースにしたいと思う方も多いのではないでしょうか。

居心地のよいリビングにするための方法としてルーバーがあります。今回の記事では天井にルーバーを取り入れる魅力についてまとめました。照明に関する注意点も紹介しますので、リビングのリノベーションに興味のある方は参考にしてください。

ルーバーの魅力

ルーバーとは羽板を並行に並べたもののことです。ルーバーには空間のデザインと機能を変える大きな２つの特徴があると言われます。

ルーバーの魅力として、外からの光を遮断できることがまず挙げられます。羽板がブラインドの役割をしており、外部からの視線も遮断します。壁に取り付ければ太陽の光を遮る効果もあります。また、ルーバーは空気を送り込めるので、外からの新鮮な空気を取り込みながらプライバシーも守れるでしょう。

ルーバーには、視界や太陽光だけではなくホコリをシャットアウトするという役割もあります。春になると舞い上がったホコリが家の中に入り込み、床や壁がザラザラすることがあるでしょう。道路沿いや風の強い地域に住んでいる方にとっては、特に気になる点かもしれません。ルーバーを設置すれば、ホコリを遮ることができるので部屋の中を清潔に保てるでしょう。

ルーバーのもうひとつの魅力はおしゃれな部屋に変えられることです。木製のルーバーなら木の温もりを感じられますし、アルミ製のルーバーならスタイリッシュな部屋になるでしょう。ルーバーを取り付けることで居心地のよい部屋にできます。

天井に取り付ければおしゃれな空間に変えられる

ルーバーの主な設置場所として窓や階段などがあります。窓に取り付ければ部屋に取り込む光の量を調整できますし、階段に取り付ければ1階と２階の通気性をアップさせられるでしょう。

これらに加えて、ルーバーは天井にもおすすめです。天井に取り付けると、おしゃれでな雰囲気の部屋になるでしょう。ルーバーの内側に間接照明を取り付ければ奥行きができるので、開放的な空間にも変えられます。ルーバーを取り付ければ、上質なインテリアに仕上がるでしょう。

エアコンに取り付ければスッキリとした部屋になる

リビングではエアコンを設置していることが多いですが、エアコンをルーバーで囲めばスッキリとした印象の部屋にも変えられます。

小さな子どものいる家庭の場合、エアコンの風が子どもの肌に直接当たらないようにしたいという方もいるのではないでしょうか。エアコン部分にルーバーを取り付ければ、冷たい風や暖かい風が当たりにくくなるでしょう。ルーバーを設置すれば、家族の健康に配慮した暮らしも可能です。

天井のルーバーの素材

天井のルーバーで使用する素材は以下の2つです。

・アルミ
・木製

アルミ素材は、スタイリッシュな空間にアレンジしやすいので選ぶという方も多いようです。また、汚れにくいので手入れが簡単というメリットもあります。一方で、塗装は難しいのでDIYには不向きでしょう。

一方、木製の魅力は自然の温かみを感じられることがまず挙げられます。広い天井に取り付けることで、リラックスできる空間に変えられるでしょう。一方で、天然木の場合には年月の経過と共に劣化する恐れもあります。人工木の場合には気温によって伸縮するというデメリットもあるので、取り扱いには注意したいものです。

天井にルーバーを取り付ける場合の注意点

天井にルーバーを取り付けると、ホコリがたまることがあります。天井の高い位置にルーバーを設置した場合には、脚立を使って掃除を行いましょう。ホコリを体の中に取り込むと病気にも繋がりかねないので、定期的な掃除がおすすめです。

ルーバーを掃除する際にはハンディモップの使用がおすすめです。水拭きをする前に大きなホコリを取り除けば、きれいに汚れを落とせるでしょう。

照明にも注意

天井にルーバーを取り付ける際には照明にも注意しましょう。ルーバーの上部に照明を設置すると、光量が不足します。テレビを視聴するときや家族で会話を楽しむときはあまり問題ありませんが、読書やデスクワークをする場合に光量が足りないといった例もあるようです。

ルーバーを設置する際には直接照明の照度を上げたり、他の間接照明を使ったりするなどの工夫が必要です。また、天井や壁の色を明るめの色に変えると部屋全体も明るくなります。白い色は反射しやすく、少ない光量でも明るく照らせるのでおすすめです。ただし、光沢のある素材は光源が映り込む可能性があるので、避けたほうがよいでしょう。

まとめ

おしゃれで居心地のよいリビングにリフォームしたい方は、ルーバーの設置がおすすめです。木製のルーバーなら、木の温もりを感じられる部屋にも変えられます。アルミのルーバーなら、スタイリッシュな部屋にアレンジできるでしょう。家族の好みに合わせたルーバーを取り付けましょう。

ルーバーを天井に設置する際には照明に注意しましょう。ルーバーは光を遮断するので、天井に取り付けると部屋を照らす光量が不足してしまいます。LEDの照明を取り付ける、間接照明を付けるなどの工夫もご検討ください。また、壁の色を明るくすると少ない光量でも部屋を明るくできるのでおすすめです。