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リノベーションではダクトレール照明を設置するべき?迷っているなら一歩引いて考えてみよう


HAGSアイテム:ダクトレール GENERAL WOOD/STEEL リモコン付き

カフェのようにペンダントライトを並べて吊るしたり、スポットライトで必要なところに明かりを集めたり。ダクトレール照明はリノベーションでとても人気の高い照明の一つといえます。見た目のおしゃれさだけでなく、照明の位置を動かせるという利便性も人気の理由ですね。

おしゃれなリノベーション事例では、ダクトレール照明が使われていることも多いようです。リノベーションをするなら照明にダクトレールを導入するのがいいのかな、と無意識のうちに思っている方も多いかもしれません。

でも、どこかしっくりこない、ダクトレール照明の良さが感じられない、という人もいるでしょう。そこで、ダクトレール照明が要らないかもと感じる理由や、ダクトレールの照明以外で使う方法など、ダクトレール照明を一歩引いたところから見て検討してみました。

 

ダクトレール照明は要らないかも?

リノベーションで人気と言われるダクトレール。ペンダントライトやスポットライトを複数並べておしゃれなライティングが実現できるアイテムとして定番となりつつあります。

でも、どんな場合でも誰にとってもダクトレールが最良の選択になるかというと、そうでもありませんね。ダクトレール照明を使わない理由としては次のようなものがあるのではないでしょうか。

例えば、

・天井は余計なものを付けずにすっきりさせたい
・使いたいと思えるデザインやカラーのレールが無い
・従来の照明に慣れており、ダクトレール照明に変更する必要性を感じない
・複数の照明の組み合わせを考えなければいけないことに面倒を感じる
・ペンダントライトやスポットライトのお手入れが手間になりそう

などといった理由です。

上の項目のような理由に心当たりがあるなら、リノベーションで無理にダクトレール照明を取り入れないほうがいいかもしれません。「専門家に勧められたから」「おしゃれな事例には高頻度で登場するから」、というような理由で迷っているなら、一度冷静になって自分の気持ちや直感と向き合ってみてはいかがでしょうか。

 

ダクトレールには照明以外の使い方がある

ダクトレールは照明以外にも使い方があります。照明としてはダクトレールにあまり魅力を感じないな、という場合でも、インテリアや音響装置としてなら便利に思えるかもしれません。

ダクトレールには様々な形状のフックを取り付けることができるので、照明以外にも、インテリアとして雑貨や観葉植物を吊るしたり、簡単な収納を吊るすこともできます。天井近くの高いところ使うので、空間を立体的に有効活用できる、ということもできるでしょう。

ダクトレールには電流が流れています。専用のアダプターを取り付ければ、電力が必要な機器類を天井に設置することができます。スマートフォンなどで遠隔操作できる機器も増えてきています。スピーカーや音声で操作するスマート機器の設置など、活用方法は今後も増えていくでしょう。ダクトレールなら、場所を取らず遮るものが無い絶好のポイントに機器類を配置することもできそうです。

また、電源そのものとして使うこともできます。コンセントが足りないところなどに、天井からコンセントを増設するという使い方です。スーパーのレジなどでみられるリーラーコンセントなら、使っていないときは短くして、使うときだけ引っ張ってくる、ということもできます。

・参考:HAGS「ダクトレール用フックは超便利!これでお部屋を簡単アレンジ!」
・参考:HAGS「照明だけではもったいない!ダクトレール用スピーカーで癒しの空間を」
・参考:HAGS「天井照明を使ってコンセントを増設する方法」

 

ダクトレールは後付けもできる

リノベーションではダクトレールを設置しなかったとしても、後になって必要を感じたなら、後付けすることもできます。

使い勝手を試すのなら、シーリングローゼットに取り付けられる簡易タイプから始めてみるとよいでしょう。設置できる位置や吊るせるものの重さは限られますが、DIYで設置できるので、コストを抑えられます。

本格的にダクトレールを取り付けるなら、専門の業者に依頼する必要があります。電気配線を伴う工事をするには資格が必要だからです。DIYの簡易タイプと違って、レールを天井に取り付ける直付けタイプや、天井に切り込みを入れレールが飛び出さないようにする埋め込みタイプのダクトレールを設置することもできます。

専門業者に工事を依頼するなら、長いレールやシーリングなどが無い場所への設置、途中で曲がるような形状にレールを設置することもできますので、具体的に相談してみてください。

反対に、もし先に取り付けていた直付けタイプや埋め込みタイプのダクトレールを取り外すなら、電気工事の専門資格を持った業者に加えて、取り外した後の天井を補修する内装業者の工事も必要です。忘れずに手配しましょう。

・参考:HAGS「今さら聞けないダクトレールの基本 〜仕組みや取り付け方をご紹介!〜」
・参考:HAGS「ダクトレールは賃貸でも設置できる?!賃貸の部屋をオシャレに変身!」

 

まとめ


HAGSアイテム:シーリングライト バルブ キャップ

おしゃれな演出ができて機能面でも優秀と、何かと評価の高いダクトレール照明ですが、リノベーション後の住まいに本当に必要だと思えていますか?もし、ダクトレール照明を導入することに不安や迷いがあるなら、自分に正直になって使わないという決定をすることも必要かもしれません。

一方、ダクトレールは照明以外にも使い道があります。また、後から工事をして設置することもできます。ダクトレールで迷っているなら、新しい生活でどのように使えるか、納得するまで検討して後悔の無いようにしたいですね。