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リビングダイニングのリノベーションで注意する点

リビングダイニングのリノベーションで注意する点

快適なリビングは誰でも憧れますよね。憩いの場として、また家族が集まる場所として、みんなが過ごしやすい場所にしたいものです。より居心地の良いリビングを求めてリフォームやリノベーションをするという方もいらっしゃるのでは。ここではリフォーム・リノベーションをする際に知っておくと良い構造などについて確認していきましょう。

リノベーションの前にまず構造を確認する

リノベーションをする場合には、必ず事前に構造を確認しましょう。例えば、洋風住宅などの場合には改築のプランが制限を受けてしまう可能性があります。

もともと日本の住宅の多くは、従来工法と呼ばれる方法で建てられており、改築については比較的行いやすいという点があります。また、昔から部屋をつぎ足すような大きな改築(増築)なども行われたりすることもあるので、基本的には間取りを変更しても特に問題はありません。

しかし、西欧の住宅の場合には壁自体も耐震性と関係があるため、間取りなどを変更することができないことがほとんどのようです。この点についてはしっかり押さえておく必要があるでしょう。

冷暖房の効果を意識する

 住宅のリノベーションをする場合には、冷暖房などにも気をつけなければなりません。例えば、同じ住宅でもリノベーションをした結果、冷暖房の利きが悪くなってしまうようなこともあります。

よくあるのが吹き抜けなど天井を高くするパターンです。吹き抜けは開放感を味わうことができたり、空間内がおしゃれに見える演出になるため人気があります。しかし、吹き抜けを作ることによって特に冬場の暖房は一気に効果が出にくくなってしまうでしょう。暖かい空気は上へと上がっていくため、天井が高いとそれだけいつまで経っても下の空気があたたまらずに結果として暖房代が高くなる傾向があります。

吹き抜けを検討している方は、冷暖房の効率についても考慮して、実際に採用するかを決めるとリノベーションによる後悔が少なくなります。

換気や防臭に配慮する

もう1つ、リノベーションをする際に重要なことは「換気」です。リノベーションではよく、間取りを変更してキッチンの位置を移動させるということがあります。その際、オープンキッチンなどにすると配置の仕方によっては換気が十分できない間取りになってしまう可能性もあるため注意が必要です。

きちんと換気ができるのか、空気がどのように流れていくのかについては、なかなか把握することは難しいので、予め専門家や建設業者の方などに相談してより良い台所の設置方法や位置などを聞いておくと良いでしょう。

まとめ

リノベーションをする場合には、まず構造を確認してリノベーションが可能かどうかを確認するところから始めましょう。そして次に暖房などの効果ができるだけ得られるような間取りにすると快適に過ごせる空間になります。雰囲気や見た目も大切ですが、そちらを優先して吹き抜けなどにする場合には、暖房の利きが悪くなることは頭に入れておきましょう。

そして、換気も大切です。効率よく換気ができる間取りや、においが他の空間に流れにくい間取りにするなど、できるだけ生活に支障が出ないような配慮をするのが望ましいですね。以上の点はなるべく早い段階で専門家などに相談しておくとしっかり対策ができて、満足度の高いリノベーションにすることができるでしょう。

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