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【2022年上半期版】リフォーム・リノベーションの価格事情|建材、住宅設備の値上げ相次ぐ

2022年、住まいづくりに使われるさまざまな資材の価格が上がっており、これからも上がっていくと言われています。キッチンやシステムバス、窓サッシ・窓ガラス、壁紙、外壁サイディングなど、その品目は多岐にわたります。

今回は、リフォーム・リノベーションの価格上昇につながる建築資材や住宅設備の値上げについて、その背景や影響をお話していきます。

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値上げラッシュの住宅設備・建築材料、価格上昇の背景とは

2021年後半から、建築資材メーカー、住宅設備のメーカーが次々に価格改定を発表しています。2022年4月受注分から値上げとなった商品も多いですが、2022年夏以降も価格改定が予定されているものもあり、まだしばらく価格高騰のトレンドは続いていくことが見込まれています。

メーカー発表では、原材料価格の高騰が企業努力で吸収できないほど大きくなり、販売価格へ転嫁せざるを得なくなった、という価格改定の理由が説明されています。住宅の骨組みとなる木材の値上がりはウッドショックとしてすでに知られていますが、それ以外にも、水回りの配管に使われる金属や樹脂、屋根材に使われる鋼材、壁紙など内装材で使われるビニル樹脂の原料となるナフサ、門扉やサッシのアルミニウムの原料となるボーキサイトなど、さまざまな素材が値上がりしているのだそうです。

背景には、世界規模での品薄状態があるとされています。新型コロナウイルスによる経済停滞から回復しつつある世界各国で需要が急拡大している一方、コロナ禍で生産活動が落ち込んだ影響で製品の供給が間に合っておらず、品薄状態となって価格上昇につながっているのだそうです。

さらに、物流コストの上昇も大きな問題となっています。国際輸送に使われるコンテナが不足して、荷物を送るまでに費用も時間もかかってしまう状況に加え、原油価格の高騰も輸送費を引き上げているとされています。

参考:建材・設備27社、値上げ一覧表 ウクライナ危機でさらなる“雪崩”も(日経クロステック)

主要メーカーの値上げ状況|リフォーム・リノベーション価格に影響大!

大手住宅建材メーカー、住宅設備メーカーが相次いで値上げを発表しています。

LIXILは、2022年4月からの価格改定で、住宅用サッシが10~12%程度、エクステリア関連が10%程度、トイレが2~33%程度、ユニットバスルーム4~39%程度、キッチン2~11%程度、値上げするとしています。

TOTOは、2022年10月から値上げを公表しており、衛生陶器が3〜8%、ユニットバス・システムバスルームが6〜20%程度、システムキッチンが2〜7%ほどの値上げになるとのことです。

水回りでは他にも、タカラスタンダードがシステムキッチン関連で1~9%程度、パナソニックもキッチンやバスルーム、トイレ設備などで6~12%、クリナップが10%の値上げとなるそうです。
品薄が続いている給湯機器では、リンナイが4月から7〜10%の値上げ、パロマやノーリツも値上げを発表しています。

内装材では、壁紙の国内シェアが約5割というサンゲツが4月受注分から壁紙や床材、カーテンなどで18~24%の値上げとなりますが、その半年前にも値上げしたばかり。リリカラも、3月出荷分から壁紙で20%〜25%の値上げをしました。大建工業は床材、壁材、室内ドアなどで10~12%の値上げとなるそうです。

他にも、YKK APの窓サッシや玄関ドア、金属サイディングのトップメーカーであるアイジー工業の屋根用建材や外壁サイディング、AGCの窓サッシ用板ガラスなど、さまざまな建材で値上げの発表が相次いでいます。

<参考>
住設建材メーカー15社値上げ発表、原油価格高騰がリフォーム業界へ波及、「転嫁するか、飲むべきか」現場は二択迫られる(リフォーム産業新聞)
【LIXIL】メーカー価格の値上げ-2022年4月受注分より(リジョイリフォーム)
リリカラ、サンゲツ値上げ2022年更に値上げ リスのリフォーム(リスのリフォーム)

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今後予想されるリフォーム・リノベーションへの影響

建築資材や住宅設備機器の値上げラッシュによって、リフォーム・リノベーションの費用が高くなることはすぐに予想がつきますが、他にも次のような影響が出てくるかもしれません。

競争倍率アップで早めの決断が求められる?

新築住宅の購入を希望していた人たちの中から、より費用を抑えられるリフォーム・リノベーションも視野に入れる人たちが増えてくることが予想されます。そのため、リフォーム・リノベーションのさまざまな場面で競争倍率が上がる可能性があります。

条件の良い中古物件がすぐに売れてしまったり、キッチンやユニットバスなどの住宅設備で欠品や納期の遅れが発生したり、予定していた資材が揃わないために計画変更の必要が出てきたりするかもしれません。

2022年4月に多くのメーカーが値上げをしましたが、夏頃からの値上げを予定しているメーカーもあり、これから値上げを発表するメーカーが出てくることも十分考えられます。値上げ前の価格で購入できる在庫品を狙いたい、または、希望する建材や設備を確実に購入したいという気持ちがあるなら、早めの決断で値上がり前に契約することも検討してみてはいかがでしょうか。

納期遅延への対策も踏まえた計画を

価格高騰の要因の一つに供給不足による品薄感があることをご紹介しました。実際、需給のひっ迫によって、2021年終わりごろから、納期遅延という問題も顕在化してきています。直接的には、コロナ禍による生産拠点での減産や操業停止で供給が追い付いていないこと、加えてコンテナ不足で国際輸送に時間がかかっていることなどが理由とされ、状況の改善にはまだ時間がかかりそうです。

小規模事業者向けのアンケートからは、給湯設備や衛生設備の納品遅延のために、リフォームの半数、新築の3分の1で、「工事を待ってもらっている」実態があることが報告されています。つまり、工事の期間が当初の予定よりも長くかかってしまう危険性が高まっていると言えるのです。

納期遅延の影響は、工期の長期化そのものに加え、工期長期化による工事費用の増加、急ぐ場合には代替品の手配や、差額費用の発生といったことも考えられます。納期遅延となったらどう対応するか、あらかじめ担当者と対策を考えておくと、リフォーム・リノベーションの計画がより納得いくものになるのではないでしょうか。

参考:建材・住宅設備の価格高騰・納期遅延でアンケート/受注、工事費を直撃/全建総連(建設通信新聞)

まとめ

建築材料、住宅設備の値上げラッシュが今後も続くと予想される2022年。リフォーム・リノベーションの予定や計画があるなら、値上げのタイミングや価格の上昇率などについて、正確な情報を集めてよく検討する必要がありそうです。

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