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猫カフェ風の部屋にリフォームしたい!押さえておきたい4つのポイントとは?

好きなペットと過ごすことには、人の精神面や身体面のトラブルを癒す効果があると言われており、定期的に猫カフェを利用する方も増えているようです。猫を飼っている方なら、部屋を猫カフェ風にリフォームして、自分だけの癒やしの空間を作りたいと思われたことがあるのではないでしょうか。

今回の記事では、猫カフェ風の部屋にリフォームする際に押さえておきたいポイントをご紹介します。具体的なアイデアも紹介していますので、リフォームをお考えの方はこの記事を参考にしてください。

猫カフェ風の部屋を構築する際のポイント

猫カフェと聞くとインテリアショップのようなおしゃれに空間に、かわいい猫たちがくつろいでいるというイメージを思い浮かべるでしょうか。ここでは、猫カフェ風の部屋を構築する際に押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。

猫の動線を意識する

動線とは行動したり移動したりする軌跡のことです。トイレを使用した後に洗面場に向かう、買い物から帰った後に食材を冷蔵庫にしまうなど、家の中にはさまざまな動線があります。

人と同じように猫にも動線はあります。食事をした後にトイレに行ったり、動き回った後に高い場所へ移動してくつろいだりするでしょう。猫がリラックスできるように、動線に配慮したレイアウトにしておくことは大切と覚えておきたいものです。

壁や天井付近にキャットウォークを設置する場合でも、行き止まりを作らないように配慮しておくとよいでしょう。ただし、壁の全面にキャットウォークを取り付けると人との共存が難しくなるため、人が生活するスペースを十分に確保した上での設置を検討することをおすすめします。

猫の縄張りに配慮する

猫は単独行動が好きな動物で、群れを作ることはありません。縄張り意識も強く、他の猫と一緒に生活するとストレスを感じることもあります。多頭飼いをする際には、プライバシーを守れるようなレイアウトにしましょう。

部屋のレイアウトによっても変わりますが、1LDKの場合は1匹~2匹、2LDKの場合は3匹~4匹が理想です。また、多頭飼いをする場合、可能ならばきょうだい猫を迎え入れるのがよいでしょう。

(参考:ビークラブ猫専門店「猫の多頭飼いでベストな頭数は何匹?家の広さに合わせた数を紹介」)

部屋に合わせたインテリアを選ぶ

猫はニオイと音で判断する動物のため、部屋のインテリアの色を気にしません。カフェ風の部屋にしたい場合には、インテリアの色を統一するとよいでしょう。

複数の色を使用する際には床や壁などのベースカラーを70%、家具やカーテンなどのアソートカラーを25%、クッションやソファなどのアクセントカラーを5%の割合で配分するのがおすすめと言われます。

但し、インテリアを選ぶときは香料の有無に注意しましょう。科学的な香料が含まれているインテリアを使用すると、猫がアレルギーを起こす恐れもあります。

(参考:a.flat「インテリアのカラー組み合わせの基礎知識」)

室温の調整をする

部屋全体のリフォームを予定している方は、床暖房の設置を検討するのもよいでしょう。猫は暖かくて柔らかな床を好み、床暖房のある部屋ならゆったりとくつろげるからです。床暖房の設置が難しい場合は、室温を調整できる冷暖房機を設置するとよいでしょう。

リフォームする際に押さえておきたい4つのアイデア

猫が快適に暮らせるようなリフォームをしたいものの、具体的なアイデアがイメージできない方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、カフェ風の部屋を構築するためのアイデアを4つ紹介します。

フルフラットな床にする

猫と暮らすときに気になることのひとつに抜け毛があります。春になると、寒い冬を過ごすために生えていた毛が徐々に抜け落ちます。こまめにブラッシングをすれば抜け毛を防げますが、換毛期になると床に抜け毛がたまりやすいでしょう。

抜け毛を掃除する便利な方法として掃除ロボットの使用がありますが、フルフラットの床にリフォームしておけば掃除ロボットに部屋全体のこまめな掃除をお任せできますね。

猫専用のドアを設置する

猫は好奇心が旺盛な動物で、他の部屋にも興味津々。猫専用のドアを各部屋に設置すれば、行動の自由度も高まるでしょう。

専用のドアを設置すればトイレを廊下や洗面台に置けるので、ニオイも気になりません。ドアを開けっ放しにする必要がないので、冬の寒い時期や夏の暑い時期でも冷暖房の設定温度を保てるでしょう。

室内窓を設置する

おしゃれな空間を構築したい方には室内窓の設置もおすすめです。室内窓を設置すれば採光や通風を確保できますし、猫の通り道としても使えます。猫と人が別々の部屋で過ごしている場合でも、窓の向こう側にいる猫の気配が感じられる楽しみもあります。

ひなたぼっこのスペースを設ける

猫も人と同じように太陽の光を浴びるとセロトニンが分泌されます。セロトニンには精神を安定させる効果があり、分泌量を増やすことでのんびりと過ごせるのです。

猫カフェ風の部屋を構築する際にも、ひなたぼっこができるスペースを用意しておきましょう。窓の付近に、ソファやキャットタワーを配置しておくのがおすすめです。

まとめ

猫カフェ風の部屋にリフォームする際には、猫の動線や縄張り、さらに室温調整に配慮した上で、統一感ある色のインテリアを意識して快適空間づくりを目指しましょう。多頭飼いをお考えの場合には、部屋の広さに合わせて飼育する猫の数を決めるのもポイントです。

リフォームをする際のおすすめのアイデアとして、フルフラットな床、猫専用のドア、室内窓、ひなたぼっこのスペースなどがあります。予算に合わせて設置の検討をしてください。