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人気の回遊動線!失敗しない間取り作りで快適な暮らし


リノベ事例やモデルルームで、「回遊動線」という言葉をよく見ませんか?「回遊動線」とは、間取りを考える際に大切な「動線」の考え方の一つ。一般的に便利で暮らしやすくなると言われる「回遊動線」ですが、一体どんな間取り?本当に便利になるの?と疑問に思ってる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、今人気の「回遊動線」について、メリットやデメリット、失敗しない為のポイントなど、事例も含めてご紹介します。

 

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回遊動線ってなに?

「回遊動線」とは、家の中をぐるりと回れる動線のこと。キッチンやリビングなど、生活の起点となる場所を中心に、行き止まりを作らず部屋から部屋へのアクセスが楽になるような動線です。

回遊動線のある間取りのメリット・デメリット


様々なメリットがあると言われる回遊動線ですが、やはりデメリットもあります。良い回遊動線、使いづらい回遊動線とはどのようなものか、具体的に見ていきましょう。

メリットと良い回遊動線

さて、回遊動線のある間取りには、どんなメリットがあるのでしょうか。

  1. 部屋から部屋の移動距離が短くなる
  2. 各部屋へのアクセスルートが増える
  3. 開放感がアップする など

例えば、洗面所・浴室に廊下からだけでなく、キッチンからも入れるようにすれば、お料理しながら洗濯することもできます。

また、玄関からリビングへのアクセスを2つのルートに分ける間取りも増得てきています。玄関で靴を脱いだ後、リビングへの廊下とは別に、土間収納や納戸を通って直接リビングやキッチンにアクセスするルートを作ります。外で使ったものをしまったりアウターをかけたりしてからリビングへ移動できます。玄関周りもすっきりとし、朝の忙しい時間帯や来客時などの渋滞の回避にもつながります。

このように家事・生活動線に便利な回遊性が生まれる間取りが、「良い回遊動線」と言えるでしょう。

 デメリットと使いづらい回遊動線

場合によっては、回遊動線を取り入れることで、デメリットを感じることもあります。取り入れる際はしっかり把握しておきましょう。

  1. 収納や居住スペースが狭くなる
  2. 家具を置く場所が減る
  3. 構造的に弱くなることもある

回遊動線を意識して取り入れると通路の面積が増える傾向があります。そのため、本来であれば収納として利用できるスペースが減る可能性も高いといえるでしょう。また、出入口を作ることで壁が減るので、家具の配置にも工夫が必要になるでしょう。また、回遊性のあるキッチンとして人気のアイランドキッチンなどは、採用するには広いスペースが必要な場合もあります。

回遊動線を取り入れたばかりに居住スペースが圧迫され、窮屈感のある間取りになりかねない、それが結果として「使いづらい回遊動線」となってしまいます。

その他、もちろん耐震基準をクリアして設計されますが、場合によっては構造的に弱くなる可能性もあるので、注意が必要です。

 回遊動線に向いていない条件はある?

上記のデメリットを考慮すると、延べ床面積が小さい住宅は、回遊動線のメリットを感じにくいと言えるでしょう。

ただ、狭くてもデメリットを軽減できる場合もあるので、まずはしっかりと準備することが大切です。では、良い回遊動線の間取りにするためにはどうしたらよいでしょうか。

回遊動線で失敗しないためのポイント

  1. 暮らす上で最も大切なことを考える
    動きやすさを求めるのか、それとも物がたくさん入るたっぷり収納が必要なのかなど、自分たちが暮らしの中で何を重視するのか考え、まずは本当に回遊動線が必要かどうか判断しましょう。

  2. 日々の行動をシミュレーションする
    起床後から就寝までの行動や家事パターンを具体的にシミュレーションして、どの場面で回遊動線があれば便利になるかをじっくり考えることも、成功するポイントのひとつです。

  3. 収納や家具の配置を考える
    事前にしっかり収納や家具などの配置を考えることで、たとえ狭い面積だったとしても、無駄のない間取りにできる可能性があります。
    壁面収納や、造り付けの収納を取り入れるのもおすすめです。

  4. プロ目線のアドバイスをもらう
    自分たちには使いやすい間取りであっても、複雑になりやすい回遊動線の間取りは、しっかりプロのアドバイスをもらうことも大切です。
    耐震基準の面からも、回遊動線の経験がある信頼できるプランナーやハウスメーカーを選びましょう。

回遊動線の間取り事例

1.人気のアイランドキッチン

事例提供:リボーンキューブ

日々たくさんの時間を過ごすキッチン。左右からの出入りが可能なアイランドキッチンは、家事動線が楽になり開放感も◎。ただスペースを取るので、他の空間とのバランスを考えて。

2.LDKからバスルーム、ユーティリティへ抜ける回遊

事例提供: CocoReno

LDKを中心に、他の部屋やユーティリティからバスルームを抜けて廊下に繋がり、家中をグルっと一周できる住まい。生活動線に合わせてウォークスルークロゼットを採用し、回遊性を高めた間取りです。

まとめ

回遊動線は、暮らしを快適にするための手段のひとつ。ただ自分たちのライフスタイルに
合わず、使いづらい間取りになってしまったら本末転倒です。回遊動線を取り入れる際は、事前にしっかり準備!メリットをたくさん感じられるような、便利で暮らしやすい住まいづくりの参考にしてみてくださいね。

 

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