都内のマンションなど特に交通利便性を求めた立地の場合、予算の関係などで空間はコンパクトになる可能性は大きいかもしれません。しかし、空間の広さに関係なく居心地の良さは作れます。それを表すこちらの写真で今回はお届けしていきます。
リノベーションを機に家具を新調する場合は早めに行動
多くの人がやってしまいがちなのは、家具を後回しにすることです。リノベーションの計画が始まり空間が出来上がる頃に、『どんな家具を新たに買おうか?』と。
これには理由があり、やはり多くの人が日々忙しい中リノベーションの打ち合わせに臨みます。リノベーションの内容だけでも打合せ項目が多く、なかなか家具まで同時進行で考えられない。そんな方を多く見てきました。
もし時間がなくて考えられない場合は、ぜひ、始めの段階から『家具も提案して欲しい』旨を伝えましょう。あるいは担当者さんから家具のお話を始めに頂ける場合もありますが、なければ自ら尋ねてみてください。必ず力になってもらえます。
コンパクトな空間だからこそ、どんな家具をどう配置するかは居心地の良さを左右するかなり重要な要素になります。そのためにも自分たちの今の生活の問題点を明確にしておき、理想はどんな生活スタイルなのかを、担当者に伝えられるように準備をしておきましょう。
家具が決まると内装材がマッチし理想の心地良い空間が叶う
さて上記で書いた家具のサイズや色味の候補が出てくるとそれに合わせながら内装材も決めやすくなります。どんな生活スタイルが理想か。これを元にテーマを設けて進めいきます。
コンパクトな空間の場合、色数を絞っていくことは広くスッキリ見せるために重要です。写真の空間もホワイト、グレー、籐素材のナチュラルカラーの3色で作り上げています。素材は石やアイアン、籐、スチールなどミックスしていますが色味を抑えることでまとまって見えます。空間がまとまり取り入れやすい方法なので参考に覚えておきましょう。
また空間のポイントになるようにソファ後ろに大きなアートが飾られています。このサイズを飾るコトで空間が締まって見えます。アート又は大きな鏡なども効果的です。インテリアアイテムも上手く使いながら空間を仕上げていきましょう。
まとめ
インテリアアイテムのアートや鏡などお客さん側から伝えないと提案してもらえない場合もあります。自分では選び切れない場合やちょっとでも気になるコトがあればどんどん聞いて提案してもらいましょう。コンパクトでも居心地の良いリビングダイニングは細部まで考えるコトが大切です。ぜひ叶えていきましょう。
ライター紹介
真栄城あさみ
インテリアコーディネーター・世界観ファンプロデューサー
300件以上の自宅・店舗プロデュース
サポート歴18年目。ロンドン→シドニー在住
オンラインにて日本のお客さまサポート中
“癒しの場を創り喜びと笑顔の輪を繋げる“をミッションに活動
Instagram: asami_sydney_lifestyle シドニーライフスタイルアカウント
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