床は視界に入る面積が大きく、インテリア作りのベースとなる部分でもあります。シンプル&ナチュラルな北欧テイストのインテリアにまとめたい場合、どんな床が似合うのでしょうか。
今回は、北欧風インテリアに似合う床についてご紹介していきます。床の色や素材はどのようなものを選べばよいのか、さらに床材を選べない時にラグで対応する方法もご提案します。
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北欧テイストのインテリアで床に使いたい色、素材
北欧テイストのインテリアといえば、優しさを感じる曲線デザインの木製家具や、大胆な色柄のファブリックが印象的ではないでしょうか。家具やファブリックを生かすのがベースカラーの白。お部屋の中で面積が大きい床や壁、天井などを、白や白に近い色でまとめるのが北欧テイストの基本ともいえます。
しかし、真っ白を床全体に使うのは落ち着かないかもしれません。明るめのベージュやブラウン、薄いグレーなど、ナチュラルで明るい雰囲気になるカラーにしておくと上に置く家具などにも合わせやすいでしょう。
木目を楽しむフローリング
床の素材としては、木の温かみを感じさせるフローリングが似合いますね。
自然の温かみや木材の気持ちよさを大事にするなら、無垢フローリングがおすすめです。木をそのまま使っているので木材の良さを味わうことができ、木材ごとに異なる木目や木肌の色、素足で踏んだ時の感触なども楽しむことができます。
北欧テイストのインテリアでよく使われる無垢フローリングには、オークやハードメープル、アッシュ、パインなどの種類があります。
オークはヨーロッパで古くから使われてきた丈夫な木材で、明るめのブラウンという色味や木材らしさを味わえる木目などが特徴として挙げられます。ハードメープルは白っぽく明るいベージュで、木目は強くありませんが、ところどころに鳥の目のような節があり、ナチュラル感も添えています。
よりお手頃価格の床材をお探しなら、集成材のフローリングや塗装フローリング、フローリング調のクッションシートなどの選択もご検討ください。
床はそのままでもラグで北欧テイストに
賃貸物件などで床材が選べなくて北欧テイストのインテリアになじまない場合もあるでしょう。そういう時には、ラグをプラスしてを北欧風に寄せていきましょう。
オフホワイトや薄いグレー、ベージュなどのラグを敷けば、ベースカラーの面積が増えてまとまり感も出すことができます。また、北欧テイストのインテリアはファブリック使いが特徴的と言われます。ポップな色使いや大胆なデザインのラグを選ぶのも、お部屋の明るい雰囲気づくりに効果的でしょう。
北欧テイストのフローリングを床に取り入れたインテリアの事例
床にフローリングを取り入れた、北欧テイストのインテリア事例を見ていきましょう。
天井や壁を白と薄いグレーをベースカラーでまとめ、木目が楽しめる無垢フローリングを合わせたリビングです。テーブルとソファの足の先が細くなっているデザインや花のようなペンダントライトのシェードが北欧テイストを感じさせます。青いクッションがいいアクセントになっていますね。
参考:リノベ不動産「ごろごろスタイル。」
壁面と天井を白で統一した明るいお部屋で、床は木目が美しいフローリングです。濃いブラウンの木製デスクとチェアのセットを中央に置いて、バランスもいいですね。大き目の観葉植物でナチュラルさを取り入れており、葉のグリーンもアクセントになって目を引きます。
参考:リノベ不動産「まるで北欧の家、ナチュラルテイストリノベーション」
北欧テイストのラグを床に取り入れたインテリアの事例
次に、ラグやマットを床に敷いて、北欧テイストのインテリアを作っている事例を見てみましょう。
北欧テイストのファブリックで度々見かける幾何学模様を取り入れたラグです。薄いグレーとホワイトの組み合わせが、木目を生かしたナチュラル感ある家具とも相性がいいですね。ベッドカバーや小物にもグレーをきかせているので統一感も出ています。
白をベースに木目を生かしたインテリアの中に、淡い色味の三角模様のラグを置いたインテリアです。大きな三角形に淡い黄色が使われており、お部屋に色彩をプラスしていますね。色の違う毛束を混ぜて表現されたぼこぼこした感じも、温かみを感じさせてくれます。
まとめ
北欧テイストのインテリアづくりに使える床についてご紹介してきました。
白を基調とする北欧インテリアですが、木の温もりが感じられるフローリングとは相性がいいようです。無垢フローリングなら、木肌の色が明るく、木本来の木目や節などが楽しめる木材を選ぶようにするとよいでしょう。
また、ラグを敷いてお部屋の雰囲気を北欧テイストに寄せることもできます。北欧テイストのファブリックに特徴的な幾何学模様や、優しさを感じられる淡い色合いのラグを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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