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和室に本棚を取り付けたい!費用相場と工期はどのくらい?

放っておくとどんどん増えていく本や書類の山。なんとかしたいけれど、リビングや寝室に新しく本棚やラックは置きたくない。そんなとき、比較的使用頻度の低い和室に本棚を取り付けるのはいかがでしょうか。

イメージが湧かない方もいるかもしれませんが、マンションの間取りに多い、リビング横の和室は本棚の取り付け場所にぴったりです。

まずは、和室に本棚を取り付けることで、どのようなメリットがあるのか、見てみましょう。

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和室に壁面収納で本棚を取り付ける際の5つのメリット

和室に壁面収納で本棚を取り付けた場合、下記のような5つのメリットが挙げられます。

1.リビングに近い

和室はリビング横にあることが多く、過ごす時間が長いリビングからすぐにアクセスすることができます。

在宅ワークなどでリビングで仕事をすることも増えました。近いだけでなく壁一面に本がまとまっていれば、調べものをする際にも探しやすくなります。

また、子どもが小さいうちは絵本などを読み聞かせることも多いでしょう。学校に行くようになると、リビング学習をする家庭も多くなります。調べものをすぐに出来る環境は魅力です。

2.収納効率が高い

壁面収納はいわゆる既製の家具よりも、空間を有効活用できるため、収納効率が高いのが特徴です。壁一面を使った収納方法なので、余分な空間や隙間ができず、上から下までしっかり収納するスペースを確保することが可能です。また、壁にしっかりと取り付けるため、地震に強いのも、安心できるうれしいポイントと言えます。

壁面収納の本棚で部屋全体をすっきり見せる

収納場所を増やしたいと考え、奥行や高さの異なる家具を追加すると、部屋の中に様々なサイズの家具が並ぶことになり、逆に雑多で狭く感じてしまうことがあります。しかし、壁面収納であれば、奥行や高さが均等なので部屋全体をすっきりとスタイリッシュな印象にできます。また、和室の襖を占めると外からは見えなくなる点でもすっきりとした景観を保つことができます。

サイズは自由自在

和室は2面を壁に囲まれているケースが多く、高面積を収納場所として確保しやすい場所でもあります。その場合、収納したい本や書類のサイズによって、自由自在に設置することができます。奥行きは、文庫本や新書を収納する場合は10cm程度あれば十分ですが、雑誌や書類も収納したい場合は奥行25~30cm程見ておくと良いでしょう。

難しいリフォームではない

壁面収納で本棚を設置するのは、比較的簡単なリフォームで済む場合がほとんどです。やり方を調べて材料や道具を揃えれば、自分でDIYすることも可能です。そのため工期も短く、取りかかりやすいリフォームと言えます。

費用相場と工期

それでは、実際に壁面収納で本棚を設置した際にかかる費用と工期を見てみましょう。
自分でDIYする場合と専門業者に依頼する場合では、どのような違いがあるか、しっかり確認しておきましょう。

自分でDIYする場合

自分でDIYする場合は、人件費がかからないので、その分大きく費用を抑えることができます。事前に設置する場所のサイズを測って、幅や奥行、棚の段数を決めたら、ホームセンターやネット通販で必要な材料を揃えましょう。

設置に必要な道具と材料は下記の通りです。

【必要な道具と材料】※扉なしの場合です。
・下地探し 約900~1,000円
・ロイヤルチャンネルサポート 約300~400円
・ブラケット 約600~800円/本
・化粧棚板 約900~1,000円/枚
・ドライバー 約500円
・鉛筆

ホームセンター等で売っている、比較的お手頃な化粧棚板1枚あたり約1,000円(横幅約60cm)を使用して、5段の壁面収納を設置した場合、道具と材料費全て込みでも、おおよそ12,000円で済みます。化粧棚板の材質にこだわり、突き板化粧板等を使用すると、その分全体の費用が上がりますが、高級感がアップします。大がかりな作業ではないので、工期は半日~1日程度で仕上がるでしょう。

市販の棚板サイズや質感で特に問題ないという場合は、DIYすることで費用がぐっと抑えられるので、挑戦しやすいリフォームと言えます。

専門業者に依頼する場合

自分でDIYはしたくない、という方は専門業者に依頼して設置する方法もあります。

オーダーで壁面収納の本棚を設置する場合、費用には本体価格と設置費用が含まれます。本棚に扉を付けるかどうかで、価格が約50,000円程度変わるので、注意が必要です。

壁面収納のサイズや使用する素材によって価格は変動しますが、扉ありの場合は約15~20万円、扉なしの場合は約10~15万円が相場です。また、オーダーで設置する際は、業者との打ち合わせから始まるため、取り付けまでにトータルでかかる日数は約5日~となっています。

DIYと比較すると費用はかかりますが、プロにお願いすることでしっかりとした品質の棚が仕上がります。見積りを取ったけれど予算がオーバーする際は、棚板の材質を変更する、扉を付けない、壁面収納のサイズダウンをする等を行うことによって、費用を抑えることができます。

お部屋全体の雰囲気に合わせた色や材質、高級感のある仕上がりを希望する場合は、業者にオーダーするという方法も一度検討してみましょう。

まとめ

本や書類の収納場所に和室の壁面収納を活用する方法をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

自分でDIYする場合でも専門業者に依頼する場合でも、どのくらいのスペースが確保できるのか、どの程度の量の収納が必要か事前に確認しておくと良いでしょう。

参考:All About「壁面収納リフォームでスッキリ、上手な選び方&作り方」
参考:リフォらん「収納リフォームの費用相場。壁面収納、パントリー、クローゼットなど部位別に解説」壁面収納のリフォームする費用と価格の相場は?

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