この記事を書いたのは
はせがわ あかね|整理収納アドバイザー
作業療法士として働きながら、整理収納・子育て・インテリアなど暮らしに役立つアイデアを発信。
あなたらしく「暮らしやすい」空間づくりを提案します
こんにちは!片づけクリエイターのはせがわあかねです。
さて、突然ですが目を閉じて、自宅のリビングを頭の中に想像してみてください。どんな状態が思い浮かびますか?モノが散らかっているリビングが思い浮かんだ場合は要注意。散らかっている状態が日常化しているかもしれません。今回は、リビングが散らかってしまうワケと、散らからないようにするための工夫を事例やアイテムを通してお伝えします。
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リビングが散らかりやすいワケ
家の中心で最も家族が集まるリビング。人が集う場所にはモノも集中しやすくなりますから、リビングは家の中でも特に散らかりやすい場所だと言えます。
では、リビングに散乱しやすいモノにはどのようなモノがあるでしょうか?例えば、スマホや家のカギ、読みかけの新聞、ティッシュ、筆記用具、リモコン、爪切りや体温計など…。どれも大きくて存在感のあるモノというよりは、細々とした小物が多いことがわかりますね。つまり、リビングが散らかって見えるのはこの細々としたモノの収納が上手くいっていないことが原因となっている可能性が高いのです。
リビングがスッキリ片づく収納の手順
それでは、この小物たちをどのように収納すべきか解説していきます。あれこれいっぺんに考えるのではなく、ひとつのモノに対して手順を追って進めていきましょう。
1)散らかる原因を探る
まずは、どうして散らかってしまうのか原因探りましょう。「面倒臭いから」と感じるなら、何がどんな風に面倒臭いのかまで深掘りしていきます。
2)収納する場所を考える
モノは使う場所の近くに収納するのがお約束。どこで使うのか、また誰が使うのかもあわせて考えられると、リバウンドしにくい収納が完成します。
3)収納の方法を考える
置くのか、吊るすのか?見せるのか、隠すのか?など収納の方法を検討しましょう。モノの形状や使う頻度によってベストな収納方法は異なります。
リビング収納の実例
リビングに収納スペースを設けている事例を集めました。雑多なモノを一ヶ所にまとめて収納することが出来ます。
フルオープン収納
リビング一角にあるオープン棚の収納です。オープン収納の良い点は、モノが取り出しやすく、戻しやすいところ。使いたい時にサッと取り出せるので、スマホの充電スポットとして、また筆記用具などの比較的使用頻度が高いモノの収納に向いています。
セミオープン収納
家型に切り抜かれた入り口が目を引くこちらは、リビングに隣接するコンパクトな書斎です。入って右側にデスク、左側は収納棚となっています。先程の事例と同じオープン棚ですが、ソファに座った位置からは見えにくい場所に収納が作られています。散らかりの原因となりやすい雑誌やマンガなどはこの書斎で読み、そのまま反対側の棚に収納すればリビングをスッキリ保てますね。
フルクローズ収納
リビング一角にある開き戸の収納です。扉の開け閉めが必要となるため、使用頻度が高いアイテムの収納には向きませんが、時々使うハンディモップや粘着クリーナーなど出しっぱなしにしていると生活感の出やすいモノの収納にピッタリです。
リビング収納のオススメアイテム
収納スペースが確保できない場合に活躍するのが収納機能付きの家具です。
天板下に棚がついており、読みかけの新聞紙やティッシュ、ブランケットなどを瞬時に片づけることができます。
引き出し付きのローテーブルです。引き出しがついていると、体温計や爪切りなど細かいモノを入れられてとても便利です。コンパクトながら収納力の高いアイテムとなっています。
丸いフォルムが可愛らしい収納付きのスツールです。こどものおもちゃや雑貨の収納に◎ペットと暮らす家なら、愛猫や愛犬のペットグッズを収納するのにもよさそうですね。
まとめ
どんなにおしゃれな家具を置いても、部屋が散らかっていてはその魅力も半減してしまいます。スッキリとしたリビングを維持したいのなら、細々としたモノにこそきちんと住所を与えて管理をしましょう。片づけはトライ&エラー。まずはやってみるのが大事!実験気分で色々と試してみてくださいね。
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