この記事を書いたのは
はせがわ あかね|整理収納アドバイザー
作業療法士として働きながら、整理収納・子育て・インテリアなど暮らしに役立つアイデアを発信。
あなたらしく「暮らしやすい」空間づくりを提案します
こんにちは!片づけクリエイターのはせがわあかねです。
モノが溢れ、情報が錯綜するこの時代。色々なしがらみから解き放たれて、もっと軽やかに生きたい!と『スッキリとした暮らし』への需要が年々高まっています。でも、スッキリ暮らすためには一体何から始めればよいのでしょうか?
そこで今回は、スッキリ暮らすためのコツと、空間に余白を生む秀逸なリノベアイデアをご紹介します。
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スッキリ暮らすためのコツ
「収納」で学んだことの中に、「すっきりと軽やかに過ごすために必要なこと……それは、《心》と《時間》と《環境》、それぞれに『余白』を作ること」というものがあります。仕事や家事などノルマに追われる毎日では、心が疲弊してしまいますよね。たまには好きなことをしたり、好きな人に会ったり、人にはそういう心と時間の『余白』が必要という考え方です。ただ、そうとわかっていても心や時間の使い方は、簡単には変えられないのが現実だったりも…。
一方で、自宅の環境はモノの量や配置をコントロールすることで、心や時間の使い方に比べると簡単に『余白』を作ることができます。つまり、軽やかに暮らしたいのならば、まずは部屋に『余白』を作ることが一番の近道というわけです。
では、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
1)収納はスペースの7~8割
収納があるからと言って、ぎゅうぎゅうに詰めないこと。ぎっちりとモノが詰まった収納は見た目が良くないだけでなく、取り出しにくさや戻しにくさによりストレスになってしまいます。
2)家具は部屋の広さに対して3~4割
どんなに素敵な家具も、モノの多い部屋ではその良さが半減してしまいます。特に、大きな家具を購入する場合は慎重に考えましょう。家具の量だけでなく、人の動線に合わせて配置することも重要なポイントです。
これらを実践することで、部屋に『余白』が生まれ、『スッキリ』を実感できるはずです。環境が変わると、自然と時間の使い方が変わります。また、時間の使い方が変わると、心が変わります。まずは、部屋の環境を整えていきましょう。
一体型スタイルで余白を生むリノベアイデア
家具は部屋の広さに対して3~4割が理想ですが、気をつけて配置しないと案外すぐに達してしまいます。そこで、ここからは置き家具不要の秀逸なリノベアイデアを3つご紹介いたします。
1)キッチンカウンターでテーブルスペースをカット
まるでおしゃれなバーのようなカウンターのあるこちらの事例。キッチン一体型で、省スペース且つ料理を作って出すまでの動線が最短となっています。これなら大きなダイニングテーブル置く必要がなく、部屋の余白を確保することができます。
2)小上がりでソファスペースをカット
こちらは家族みんながくつろげるようにと、ソファを置く代わりに小上がりを作った事例です。ソファを置かないことで視界がすっと奥まで伸び、空間に広がりを感じることができます。
3)造作棚で置き家具スペースをカット
テレビ下におしゃれな備え付けの棚がある事例です。確かに棚ではあるのですが、実はベンチとしての役割も果たしています。棚の高さが一直線に統一されていることも、スタイリッシュな空間を作り上げるための大事な要素です。
まとめ
部屋は心を写し出す鏡。部屋の環境を整えることは、心と時間に『余白』を作り、身も心もスッキリとした暮らしを実現する近道となります。
モノは持ちすぎず、収納スペースや家具の占有率に注意しましょう。また、部屋と一体となった造作家具を取り入れれば、家具の配置に頭を悩ますことなく、簡単に部屋のスッキリ感を保つことができるのでオススメです。『余白』を意識して、スッキリと軽やかな暮らしを目指してみてはいかがでしょうか。
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