対面キッチンのウッドパネルは張り方や素材を変えることで、空間の表情を変えられるアイテムです。今回は、横張り・縦張りだけではなく、番外編としてウッドパネルと同様に人気な他の素材の事例もご紹介します。対面キッチンのリフォームを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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もくじ
おススメリフォーム事例<横張りウッドパネル>
ウッドパネルは横張りと縦張りで空間の広がり方が異なります。横張りの場合には、横方向に室内の広がりを感じることができます。L字キッチンのように横幅が狭いキッチンの場合には横張りのウッドパネルを採用して空間のバランスをとるのがおすすめです。また、横張りの場合には、床と木目の方向をあわせると一体感を感じやすくなりますよ。
床とウッドパネルの色味を揃えて一体感のある空間に
キッチンパネルと床の色味をあわせて空間になじませた事例です。キッチンパネルや床、家具などに使う素材を変えながらも色をあわせることで一体感を生み出しています。ほどよく色の濃淡や木目を感じられる仕上がりとなっています。
落ち着きを感じられるウッドパネル
濃いめのブラウンのウッドパネルが空間全体に落ち着きを与えています。マットな質感はヴィンテージのような重厚感を演出しています。カウンターの天板はステンレスにして、子どもとのお菓子作りなども楽しめる仕様に。壁や天井は明るい色味にすることで、バランスのよいキッチンに仕上げています。
おススメリフォーム事例<縦張りウッドパネル>
縦張りのウッドパネルは、キッチンをすっきりと見せたいときにおすすめです。あえて床と異なる色を選ぶことで、キッチンを印象づけることができます。また、色の濃淡や床と木目の方向をずらすことで、ダイニングやリビングと空間を分けることもできます。
美しい木目を楽しめるウッドパネル
床とウッドパベルの色合いは似ていますが、床と木目の方向をずらすことで立体感が生まれ、キッチンカウンターが際立っています。白やナチュラルな色合いをベースにした空間に、所々にブラックを取り入れてバランスのよい空間に仕上げています。
床と木目を揃えて奥行きを出したキッチンカウンター
フローリングとウッドパネルの木目を揃えたことで、縦方向の広がりが感じられるキッチンに。壁や建具を淡いブルーやグリーンにすることで、温かみのあるウッドとすんなりと馴染んでいます。どこかほっとするような、落ち着ける空間に仕上がっています。
おススメリフォーム事例<その他のウッドパネル>
板を張り合わせる横張りや縦張りだけではなく、大きめのパネルを使ったり、ウッドと異素材を組み合わせたりする方法もあります。キッチンカウンターをインパクトあるおしゃれなデザインに仕上げたい場合には、床や建具とは異なるデザインのウッド調素材を使うのがおすすめです。キッチンパネルにアクセントとなる素材を使えば、空間全体を引き締めることができます。
大判のパネルを並べた腰壁
カウンターの側面に大きめのウッドパネルを並べた、少し違った印象の腰壁です。天板は大理石と組み合わせて、重厚感のある仕上がりになっています。天井や棚板、吊戸棚などにもウッドを取り入れており、木の温もりを存分に感じられるキッチンです。
ツートーンの腰壁でキッチンを主役に
シックな色合いのウッドパネルとスモーキーカラーのタイルを組み合わせた、おしゃれで目を引く腰壁です。大胆なデザインですが、落ち着いた色味で揃えることでちょうどよいアクセントに。ナチュラルな色合いのフローリングと組み合わせることで、シックな色合いのウッドパネルが際立ちます。
対面キッチンをウッドパネルにリフォームするときに考えたいこと
キッチンにウッドパネルを施す際には、空間にどのような効果を与えたいかをまず最初に考えてみましょう。対面キッチンは実用的なメリットが多い設備ですが、インテリア性も求められます。LDから見えるキッチンパネルをウッドパネルにすることで、LDK全体に一体感を与えたり、空間のアクセントとしても活躍したりします。
空間に統一感を持たせたい場合には、フローリングとの相性や建具との色の合わせ方を考える必要があります。また、アクセントとして際立たせたい場合には、LDK全体の色合いや素材をどのように組み合わせるのかを考えましょう。途中でやり直すことが難しいため、最初に方向性を決めることが大切です。
まとめ
今回は、横張りウッドパネル・縦張りウッドパネル・その他のウッドパネルの3箇所に分けて対面キッチンのウッドパネルの事例を紹介しました。ウッドパネルは木材の色や向き、加工によって雰囲気ががらっと変わります。対面キッチンをどのような空間にするのかをハッキリさせ、ウッドパネルで理想のキッチンを作り上げてくださいね。
writing:石川聡美
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