限られたスペースでも開放感を演出できる吹き抜け。リフォーム・リノベーションで吹き抜けを設けて、快適なオシャレな住まいを実現したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、吹き抜けをオシャレに取り入れた住まいの事例を7つ紹介していきます。ぜひ、自宅のリノベーションプランを検討する際の参考にしてください。
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もくじ
事例1:シーリングファンがオシャレな開放感抜群のリビング
1つ目に紹介するのは、リビングダイニングの上に大きな吹き抜けが設けられている事例です。
オークの無垢フローリングとベージュの壁紙を中心としたナチュラルテイストの部屋には、吹き抜け空間だからこそ設置できる高い位置の窓からも日差しが降り注ぎ、明るく開放感のある空間となっています。吹き抜け部分の階段はスケルトンなので、階下までしっかりと日差しが届いていますね。
吹き抜けによる大空間は、空調効率が心配になるところですが、頭上にシーリングファンを設ければ、効率的に空気を循環させることができます。
事例2:ナチュラルと無機質の融合が見事な吹き抜けリビング
2つ目に紹介する事例も、木の質感と白い壁が特徴的なナチュラルテイストのリビングの頭上に、吹き抜けによる大空間が広がる部屋です。
LDKだけを見るとナチュラルな質感で統一されていますが、吹き抜けを上がっていく階段や吹き抜けに設けられた手すりには、黒のアイアンをアクセントとして採用。ナチュラルテイストだけだと間伸びしがちな大空間も、差し色のブラックによって引き締まった印象を受けます。
この部屋も吹き抜け部分に大きな窓が配されていて、たっぷり差し込んだ日光が白い壁や天井に反射するので、部屋中が明るく開放的に感じられるのがポイントです。
事例3:雄大な自然を際立たせるインダストリアルな吹き抜け
栃木県那須の雄大な自然を眺める中に建つ家は、画像にある一見倉庫のような巨大吹き抜け空間が特徴です。
フローリングこそ木を使用しているものの、壁や天井は一面モルタル調で、階段のフレーム、吹き抜けの手すりには黒のアイアンを採用。全体的にやや無骨な印象を受けます。インダストリアルテイストな部屋には、ウッドデッキに面して大きな窓が設けられており、外に広がる那須の大自然に浸りながら生活できるのが魅力です。
室内がインダストリアルテイストだからこそ、周囲の豊かな自然が際立つと言えるでしょう。部屋の隅に設けられた暖炉も、吹き抜けによって生まれた大空間を印象付けています。
事例4:ホテルラウンジのような吹き抜けLDK
続いて紹介するのは、まるでホテルラウンジのような吹き抜けが特徴のLDKです。
吹き抜けの上部まで広がる巨大な窓から、明るい日差しが部屋の奥まで届き、通常であれば暗くなりがちなキッチンも明るい空間になっています。画像の反対側の壁は一面がレンガ調になっており、ダークブラウンのフローリングと合わせて、どこかアンティークな雰囲気を演出しているのもオシャレです。
奥のソファスペースは吹き抜けになっておらず、適度な籠り感を感じられます。吹き抜けになっている場所となっていない場所で性格を分けることにより、住まいの快適性をアップできます。
事例5:吹き抜けが暮らしの中心にある住まい
限られた面積の家でも、吹き抜けを設ければスペース以上の開放感を演出できます。そんな吹き抜けの魅力を強く感じさせてくれるのが、5つ目に紹介するこちらの住まいです。
リビングの真ん中に大きな吹き抜けを設け、頭上にはシーリングファンを設置。1階部分の窓サッシは天井いっぱいのサイズにすることで、視覚的な広がりと開放感をプラスしています。吹き抜け空間をできる限り贅沢に取るため、1階にはリビングとトイレのみを配置し、それ以外の生活空間は2階に集約しているのが特徴です。
階段や吹き抜けの手すりは、アイアンにグレーの塗装で仕上げており、ヴィンテージの家具や雑貨類との相性もしっかりと考えられています。
事例6:都会でも空を感じられる吹き抜け空間
吹き抜けから差し込む日光が明るく、広々としたリビングが印象的な画像の部屋。この部屋があるのは、なんと都心のど真ん中、東京都渋谷区です。
高層ビルやマンションが建ち並ぶ都心では、日光を家の中に取り込むだけでも一苦労。生活空間に吹き抜けを取り入れれば、都心の家であっても空を感じられる、開放的な住まいを実現できるのです。吹き抜けの先に部屋が設けられているのではなく、屋上テラスへとつながっているというのもオシャレですね。
建物が密集している都会では、プライバシーの観点から大きな窓を配置するのは難しい場合もありますが、頭上に大きな窓を設ければ、周囲の視線を気にする必要もありません。
事例7:木の温かみを感じられるスタンダードな吹き抜けスタイル
最後に紹介するのは、吹き抜けを用いた教科書的な事例とも言えそうなこちらの住まいです。
白い壁と木を基調としたシンプルなLDKの頭上に吹き抜けが広がり、剥き出しの梁とシーリングファンが空間のアクセントとして機能しています。これまで紹介してきた各事例のような際立った特徴こそないかもしれませんが、全体的に落ち着いた雰囲気で統一されており、温かな家族の暮らしが目に見えるような空間に仕上がっています。
まとめ
今回は、吹き抜けを取り入れたオシャレな住まいの事例を7つ紹介してきました。同じ吹き抜けのある家といっても、吹き抜けの使い方やデザインテイストによって、まったく印象が異なるということが分かったのではないでしょうか。紹介した事例を参考にして、吹き抜けを効果的に使ったリフォーム・リノベーションを検討してみるといいでしょう。
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