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収納しながら空間を切り分け!気になる間仕切り本棚の費用相場や工期は?

お部屋の空間を切り分ける物を間仕切りといいますが、本棚を間仕切りとして使うインテリアのアイデアは、間仕切り本棚と呼ばれています。

壁やパーティションの代わりに本棚を使うことで、収納スペースを確保しながら部屋数を増やすこともできます。書斎・ワークスペースのようにあまり広さが取れない部屋に、収納力のある本棚を作りたいときにも使えるアイデアです。

今回は、間仕切り本棚の費用相場や工期についてお伝えした後、間仕切り本棚を使ったインテリアの実例を紹介していきます。

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間仕切り本棚なら、程よいつながり感を残した個室も作れる

収納力のある大きな本棚を作りたいけれど、ちょうどよく使える壁が無かったり、壁があっても十分な面積が取れなかったりすることもあるかもしれません。また、書斎・ワークスペースに本棚を置きたいけれど、スペースが狭くなってしまうことに悩んでいたりしませんか。

そういう時には、本棚を部屋の間仕切りに使うという方法はいかがでしょうか。間仕切り本棚は、部屋を区切る壁やパーティションのように、本棚を使うという方法です。部屋の切り分けと収納が一体化しているので、お部屋のスペースを有効に活用できるというメリットもあります。

間仕切り本棚のバリエーション

間仕切り本棚に背板の無いオープンタイプを使えば、本を並べても程よい抜け感が残るので、大きな本棚でも圧迫感が出にくくなります。また、普通の壁と違って採光や通風も得られます。本棚を通して隣り合う部屋と緩やかにつながっている感覚があるので、書斎・ワークスペースに使えば、家族の存在を感じながらお仕事や作業をすることができるでしょう。

大人の腰くらいの高さの本棚を間仕切りに使うこともできます。高さが無くても、空間を切り分ける効果は十分に得られます。さらに、棚の上をカウンターのように使うこともできるので、アイデア次第で本棚周辺の空間にいろいろな機能を持たせることもできます。本を広げたり、ちょっとした書き物をしたり、電源があれば充電スペースを作ることもできるでしょう。

間仕切り本棚の費用相場や工期は?

間仕切り本棚のように、間仕切りに使う収納家具を、間仕切り収納と呼ぶことがあります。間仕切り収納の設置費用は、家具の性能や使う素材などによって変わってきますが、約20万円~25万円くらいが目安になると言われています。

必要な時に場所を移動できる可動式の造作家具で、間仕切り本棚を作る方法もあります。子供部屋を二つに分けるなど、ライフスタイルの変化に合わせて間取りを変更することができるので、長く使っていける収納家具とも言えます。費用は20万円以上かかると思っておきましょう。

工期は多くの場合1日で終わりますが、設置場所の状況や工事の方法によっては長くなることもあります。工期が長くなれば費用も変わってきます。間仕切り本棚の設置を業者に依頼するときには、工務店などの専門家に相談し、見積もりを取ることが大切でしょう。

また、間仕切り本棚の工事中はその部屋が使えなくなることもあります。あらかじめ対応策を考えておくことをおすすめします。
・参 考
リショップナビ「間仕切りリフォームの種類と費用」

ホームプロ「家具やカーテンも!子供部屋分割リフォームで間仕切り壁はつくる?」

5万円以下で既製品を購入する

間仕切り本棚は、既製品で購入して自分で設置する方法もあります。サイズやデザインにもよりますが、1万円以下から2~3万円くらいの予算があれば、間仕切りの役割を果たす商品を見つけることができるでしょう。

ただ、リビングに面した場所に置くなど、インテリアとしても楽しむなら、素材やデザイン、機能にこだわって納得のいく一品を選びたいもの。そこで、予算5万円以下で購入できて存在感も楽しめる、間仕切り本棚を紹介します。

背の高い大型の間仕切り本棚

背の高い大型本棚なら、地震対策も考えて天井に突っ張るタイプの商品を検討してみてはいかがでしょうか。収納量は十分あり、DIYでも設置できるのでコストも抑えられます。隣の部屋とのつながりをゆるく残すなら、背板の無いオープンタイプを探しましょう。

写真の間仕切り本棚は、杉の無垢材を使ったオープンタイプの本棚です。天然木の節や木目が温もりを感じさせてくれます。天井に板を当て、面で突っ張っているので大きなサイズの本棚でも安定感があります。

・参考:dinos「国産杉頑丈突っ張りラック(本棚) 幅59cm奥行22cm」

カウンタータイプの間仕切り本棚

HAGSアイテム:「オープンシェルフ COLK 125」

上の写真のオープンラックはHAGSの「オープンシェルフ COLK 125」。ランダムに背板が抜けているデザインは圧迫感が少なく、雑貨をディスプレイしても映えます。引き出し収納やA4サイズも収容できるサイズの棚など、使い勝手も考えられていて魅力的です。

・参考:HAGS「オープンシェルフ COLK 125」

間仕切り本棚のおしゃれ事例をピックアップ

こちらの事例は、ニュアンスのあるグレーの塗装が印象的な間仕切り収納です。棚の向こう側には玄関土間があり、棚の裏側はシューズクロークという、ユニークな間取りです。天井近くは空いていますが、棚は高さがあり、背板で反対側とはしっかり切り離されているので、周囲からの視線がさえぎらて独立した空間ができています。

棚には本のほかに雑貨やバッグなどもディスプレイされており、見せる収納を楽しみながらリラックスできるスペースづくりにも注目です。

・参考:vol.42【リノベ|インタビュー】60m2台で、大容量WICと開放感。「+ラウンジ」の新スタイル」


続いての事例はリビングの一角に作られたワークスペースです。ワークスペースとリビングの間に、カウンタータイプの間仕切り本棚が設置されています。板の色味や素材感が壁の本棚と揃えてあるので、セミオープンなスペースでありながらも、一つの部屋のようなまとまりも感じられるスペースです。

棚の高さも絶妙で、デスクに座ればリビングからの視線が遮られるので、お仕事や学習に集中できそう。リビングやキッチンからは、なんとなく中の様子をうかがうことができ、スペースの中、外どちらからもちょうどよいつながり感を保つ工夫が施されています。

・参考:「在宅ワークにおすすめ!マンションで叶う「書斎」事例9選」

まとめ

本棚を部屋の仕切りに使う、間仕切り本棚についてご紹介してきました。間仕切り本棚は、部屋を分ける間仕切りと収納が一体化しているので、スペースを有効に活用できる点も魅力です。また、本棚の高さや背板のないオープンタイプの棚を使えば、隣の部屋とゆるくつながる個室を作ることもできます。

間仕切り本棚を使うと、お部屋の間取りづくりの可能性の広がりも期待できます。本棚の設置場所で悩んでいるのなら、費用相場や工期を把握したうえで、間仕切り本棚という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

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