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天井のリフォーム・リノベーションの工期目安は?施工検討時の注意点も紹介

普段はあまり注意を払わない天井ですが、年月の経過とともに付いた汚れやキズが気になってくることもあります。快適な空間を維持するためにも定期的なリフォームやリノベーションを検討してはいかがでしょうか。

天井のリフォームやリノベーションをする際に気になることのひとつとして工期があります。そこで今回の記事では、天井のリフォーム・リノベーションの工期目安について紹介します。施工を検討する際の注意点もまとめましたので参考にしてください。

天井のリフォーム・リノベーションの工期目安

天井のリフォームやリノベーションの工期は、建物の広さや使用する材料によっても異なります。ここでは、種類別に天井のリフォームやリノベーションの工期目安について見ておきましょう。

クロスの場合

クロスとは布製などの薄い装飾用壁紙のことです。布やビニールだけではなく、和紙などもクロスに含まれます。天井の仕上げ材として使用するクロスにはビニールクロス、織物クロス、紙クロスなどがあります。

一般的には安価で施工の手間がかからないビニールクロスが使われていますが、最近ではサテンやシルクを使用した織物クロスを取り入れる方も増えているようです。天井のリフォームやリノベーションにクロスを使用する場合の工期目安は1日と言われます。

(参考:Log Renove「天井リフォームの費用、価格相場は? クロスや板張りなど施工事例別に解説」)

塗装の場合

塗装の魅力として、色が豊富なことがまず挙げられます。クロスの場合はデザインが決まっていますが、塗装の場合は色を組み合わせることで独特な質感も表現できます。最近では防カビや防火性のある塗料が販売されており、安全性に配慮したい方におすすめしたい材料です。

主な塗装の材料として水性ペンキ、珪藻土、漆喰などがあります。水性ペンキを使用する場合の工期目安は半日、珪藻土や漆喰を使用する場合には2日以上がメドとされます。

(参考:Log Renove「天井リフォームの費用、価格相場は? クロスや板張りなど施工事例別に解説」)

板張りの場合

温かみを感じさせる天井にしたい方には板張りもおすすめです。木の自然な素材感や香りがあるので、部屋全体を癒やしの空間にも変えられるでしょう。一方で、板張りは圧迫感を与えることもあります。板張りの天井にする際には木の色合いに注意しましょう。

板張りの主な素材として無垢材、天然木化粧板、プリント合板などがあります。木の質感を楽しみたい方は天然木を使用した無垢材がおすすめです。価格を抑えたい方は天然木化粧板やプリント合板がよいでしょう。天井のリフォームやリノベーションに板張りを使用する場合の工期目安は2日です。

(参考:Log Renove「天井リフォームの費用、価格相場は? クロスや板張りなど施工事例別に解説」)

施工の検討をする際の注意点

天井のリフォームやリノベーションをする際には以下の3つのポイントに注意しましょう。

・室内に入れないことがある
・機能性を確かめておく
・色やデザインは慎重に選ぶ

ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

室内に入れないことがある

天井のリフォームやリノベーションをする際、既存の天井を解体する場合があります。天井の解体ではホコリが舞い上がりますし、場合によっては天井のパーツが落下する恐れもあるでしょう。

このため、施工中は別の部屋で待機しているのがおすすめです。天井以外のリフォームやリノベーションも含めて計画する場合には、仮住まいを用意するのもよいでしょう。

下地の補修が必要な場合がある

築年数の古い建物は、カビや腐食によって天井の劣化が進んでいる恐れもあります。放っておくと建物の崩壊を招く危険もあり得るため、リフォームやリノベーションの際には下地の補修をしておく必要があるかもしれません。

下地の補修をすると工期が長くなるため、前もって業者に工期の目安を確認しておくとよいでしょう。また、天井のリフォームやリノベーションを検討する際には天井の劣化状況を確認することをおすすめします。

色やデザインは慎重に選ぶ

天井をリフォームすると部屋の雰囲気も変わります。色やデザインを選ぶときには、好みだけではなく全体の雰囲気を考えるようにしましょう。個性的すぎる天井にすると落ち着かない部屋になってしまうことがあるため、前もって業者に相談するのがおすすめです。

天井のリフォームやリノベーションの事例を紹介

天井のリフォームやリノベーションをお考えの方の中には、参考例を見たいという方もいるのではないでしょうか。ここでは、2つの参考例を紹介します。

木の温かみを感じる天井

(参考:HAGS「【リノベ|インタビュー】70.44m2|解放感たっぷりの間取り術!2LDK+アイランドキッチン」)

1つ目は天井を板張りにした参考例です。木材を使用した天井とアイアン調の照明を組み合わせており、落ち着きのある空間を構築しています。使用する木材の色味を変えているので、木の風合いが引き出されて効果的です。

開放感にこだわった天井

(参考:HAGS「【リノベ|インタビュー】ギャラリーライクな見せる収納で「脱・生活感」。子育て感を出さないオシャレリノベ」)

2つ目は天井を塗装した参考例です。グレーの塗料を使用して、おしゃれな印象の空間を構築しています。コンクリート調の暗めの色合いですが、天然木を使用した床や白い壁を組み合わせることで落ち着いた雰囲気に仕上がっています。

まとめ

天井のリフォームやリノベーションの工期目安は、使用する材料によっても異なります。カビや腐食によって天井の劣化が進んでいる場合には、下地を補修するための時間も必要になるでしょう。業者に相談する際には、おおよその工期目安を尋ねておくのがおすすめです。

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