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天井で部屋の印象は大きく変わる〜中古マンションにおける天井リノベーションの種類と注意点

理想のマイホームを手に入れる方法として、中古マンションを購入してリノベーションするというやり方が人気です。そんなリノベーションの中でも、部屋の雰囲気を大きく左右するのが天井リノベーション。天井に手を加えると、部屋の印象はガラリと変わります。そこで今回は、中古マンションにおける天井リノベーションの種類や注意点について詳しく解説していきます。

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中古マンションにおける天井リノベーションの種類

リノベーションの中でも部屋の印象を大きく左右する天井リノベーションには、大きく分けて次の2種類があります。

  • 天井仕上げを変えるリノベーション
  • 天井の高さを変えるリノベーション

天井仕上げを変えるリノベーションは、天井の壁紙クロスを貼り替えたり、板張りや塗装に仕上げを変更したりといったものです。下地材などを取り除くスケルトン天井(躯体現し)にするリノベーションも含まれます。天井の高さを変えるリノベーションは天井を高くするのが一般的ですが、中には反対に天井を低くして落ち着いた雰囲気を演出するという例も見られます。

天井仕上げを変えるリノベーション

続いて、2種類の天井リノベーションについて詳しく見ていきましょう。まずは天井仕上げを変えるリノベーションです。天井仕上げを変えるリノベーションは、仕上げに使う素材の種類によってさらに分類することができます。

壁紙クロスの貼り替え

日本の住宅においては、壁だけでなく天井も壁紙クロスで仕上げるのがポピュラー。中古マンションの天井も壁紙クロスで仕上げているケースが多く、リノベーション時にクロスを貼り替えれば、手軽に部屋の印象を自分好みに変えられるのです。

壁紙クロスには広く普及していてリーズナブルなビニールクロス、自然素材で丈夫な織物クロス、同じく自然素材でデザイン豊富な紙クロスなどがあります。色や柄はもちろんのこと、素材の違いで雰囲気を演出するのも効果的です。

参考記事:天井用クロスにはどんな素材の種類・特徴がある?

塗装で仕上げる

塗装仕上げは躯体に直接塗るだけでなく、既存の壁紙クロスの上から塗ることも可能。ペンキ仕上げのほか、手塗りの質感が印象的な漆喰や珪藻土で仕上げるという方法もあります。

ウッドパネルで仕上げる

フローリングの印象が強い木材を天井に使えば、温かみや高級感のある空間を演出できます。用いられる素材は自然の風合いを強く感じられる無垢材、表面のみ天然木を使用した化粧板、リーズナブルなプリント合板など。こだわりと費用のバランスを見つつ、好みに合った素材を選ぶといいでしょう。

参考記事:板張り(ウッドパネル)天井について知りたい!素材の種類・特徴まとめ

スケルトン天井(躯体現し)にする

下地材や壁紙クロスを取り払って、天井の躯体剥き出しの状態にするのがスケルトン天井。この後紹介する天井を高くするリノベーションにもつながり、天井高を確保できるのがポイントです。モダンでおしゃれな印象になるほか、仕上げ材のメンテナンスが不要になるのも嬉しいところです。

参考記事:人気のあらわし(スケルトン)天井とは?相性ピッタリの素材の種類や特徴も紹介

天井の高さを変えるリノベーション

次に、天井の高さを変えるリノベーションについて紹介していきましょう。

天井を高くするリノベーション

リノベーションで天井の高さを変えるとなれば、天井を高くするのが人気です。天井を高くすることで採光や風通しを確保でき、明るく開放的な空間を演出できます。中でも、家族全員が集まる空間であるリビングダイニングの天井を高くすると、住まいの快適性をアップできるでしょう。なお、天井を高くするためには、この後解説する二重天井であることが条件となりますので注意が必要です。

参考記事:天井高を上げるリフォーム・リノベーションでお部屋の開放感アップ

天井を低くするリノベーション

「わざわざ天井を低くするなんて」と思う方もいるかもしれませんが、場合によっては天井を低くするリノベーションも快適性をアップしてくれます。例えば「こもり感」を出したい寝室や書斎、防音性を高めたいスタジオなどは、天井を低くするのがおすすめな空間です。既存の天井の下に新たな天井を設けるため、直天井の物件でも施工できます。

参考記事:リフォーム・リノベーションで天井高を下げる。メリットやおすすめ参考例を紹介

二重天井と直天井とは?

中古マンションのリノベーションで天井の高さを変えたいと考えている場合、天井の構造がどうなっているかを確認しておく必要があります。中古マンションの天井構造は、おおむね二重天井・直天井のどちらかです。

  • 二重天井
    構造上の天井よりも低い位置に天井板が張られているタイプの天井。天井裏に配線や配管などを通すことができる。

  • 直天井
    構造上の天井に直接クロスを貼ったり塗装を施したりして仕上げた天井。

日本のマンションでは二重天井が主流ですが、築年数の古い中古マンションだと直天井の場合もあります。直天井の場合、天井を取り除くことができないため、基本的に天井を高くするリノベーションは施工できません。

まとめ

中古マンションの天井リノベーションには、天井の仕上げを変えるリノベーションと天井の高さを変えるリノベーションがあります。特に天井の高さを変えるリノベーションは、中古マンションの天井構造によって実現できない場合もあるため、必ずあらかじめ天井構造がどうなっているかを確認しておくようにしましょう。

中古マンションを購入してリノベーションを検討する際には、今回紹介したリノベーションの種類を参考に、イメージに合った天井の姿を思い描いてみてはいかがでしょうか。

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