誰でもわかるリノベ用語集087
■アプローチ
「アプローチ」とは、「門から玄関にかけての総称」のことをいいます。言い換えれば「マンションの敷地入口からエントランスまでの流れの部分」のことでもあります。「アプローチ」という言葉自体には「近づく、接近」、「建物、施設への導入路」などさまざまな意味が含まれています。
各辞書・辞典からの解説
「アプローチ」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「アプローチ」とは、1つ目の意味に「近づくこと。接近。」、2つ目が「対象とするものに迫ること。また、その方法。」、3つ目が「 建物・施設への導入路。」、4つ目が「陸上やスキーのジャンプ競技で、スタートから踏み切りまでの間。また、その助走。」、5つ目が「ゴルフで、グリーン近くからの寄せ打ち。」、6つ目が「登山口、または登攀(とうはん)ルートの取り付きまでの行程。」となっています。
(2)「不動産用語辞典」より
「不動産用辞典」において「アプローチ」とは「マンションの敷地入口からエントランスまでの流れの部分」のことであると説明されています。また、「最寄駅から現地へ行く道の状況」という意味でも「アプローチ」という言葉を使います。
(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「アプローチ」とは、以下のような文章で説明がされています。
「門から玄関にかけての総称。通常、家の玄関は前面道路に面しており、家族はもちろん他人にも目に付く、いわば家の顔となる部分の事。道路や町並みといった公的な空間から、私的な空間の間を取りもつ大切なもので、作り方によって住まいの印象を大きく左右する。どこで高低差をつけるか、玄関の配置の仕方等で、物理的・精神的に変化を持たせる事も多い。また、防犯の事も考えて、明るく見通しの良い計画が好ましい。」
(1)〜(3)を合わせてみると、リノベーションやリフォームにおいて「アプローチ」とは「門から玄関にかけての総称」であることがおわかり頂けたと思います。