誰でもわかるリノベ用語集081
■タペストリー
「タペストリー」とは、「麻・ウール・絹などを用いて、絵や模様を織り出したつづれ織り」のことであり、これを用いた壁掛けのことです。おもに室内装飾品のひとつとされています。
各辞書・辞典からの解説
「タペストリー」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「タペストリー」とは、「麻・ウール・絹などを用いて、絵や模様を織り出したつづれ織り」であると説明されています。それらを用いた壁掛けのこともタペストリーと呼ぶことがあります。「タピスリー」も同じ意味です。
(2)「百科事典マイペディア」より
「百科事典マイペディア」において「タペストリー」とは「絵画的な模様を表した織物で,おもに壁掛とされる」ものです。「タペストリー」は英語で、フランス語では「タピスリー」といいます。「組織は綴(つづれ)織と同種で綿または麻糸を経糸(たていと)とし,染色した毛(絹,金銀なども)の撚糸(よりいと)を緯(よこ)糸とし,木針などを用いて手工芸的に織る」ものです。
(3)「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「タペストリー」とは、以下のような文章で説明がされています。
「日本の綴織(つづれおり)、綴錦(つづれにしき)に相当する織物であるが、英語でタペストリー、フランス語でタピスリーとよぶものは、壁掛け・絨毯(じゅうたん)などの室内装飾品、あるいは染織美術品として取り扱われるものをさすことが多い。これは、東洋と西洋における綴織の用途の差異に起因している。現在の用途は、壁掛け、衝立(ついたて)、緞帳(どんちょう)、室内装飾品などである。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「タペストリー」とは「麻・ウール・絹などを用いて、絵や模様を織り出したつづれ織り」でおもに壁掛けのことであるとおわかり頂けたと思います。