誰でもわかるリノベ用語集065

■ポーチ

「ポーチ」とは、建物の玄関部分において、屋根以外の庇（ひさし）がある建物の外壁から突き出している部分のことをいいます。本来は「門、入口、通路」の意味合いでしたが、今では「庇をもち、壁から突き出している入り口」のことを指すようになりました。

各辞書・辞典からの解説

「ポーチ」について、ほかの角度からも内容を見ていきましょう。

（１）「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「ポーチ」とは、「元来は、門、入口、通路の意味」として使用されていた言葉ですが、今は「洋風建築で、玄関の外にあって、建物の本屋根とは別の庇(ひさし)をもち壁体から突き出ている入口」のことをいいます。日本の場合、「車寄せ」のことです。

（２）「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「ポーチ」とは、「建物の玄関部分で、屋根以外の庇がある建物の外壁から突き出している部分」のことであると説明されています。また、ほかにも「外壁に大きく窪んだ空間を造り、その窪み内に玄関ドアを設けた場合」も「ポーチ」ですが、とくに「寄り付き型ポーチ」と呼ばれます。

（３）「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「ポーチ」とは、以下のような文章で説明がされています。
「洋風建築で、建物本体から庇(ひさし)が張り出した玄関前の平らな場所。マンションでは、共用廊下の途中に門扉を開け、そこから玄関までの空間を実質上はその住戸の専用とすることがあるが、そのスペースをいう。」

（１）〜（３）と合わせてみると、リノベーションやリフォーム用語において「ポーチ」とは、「建物の玄関部分で、屋根以外の庇がある建物の外壁から突き出している部分」であるとおわかり頂けたと思います。