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「スキップフロア」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

「スキップフロア」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集184

■スキップフロア

「スキップフロア」とは、「床を半階分ずらせた空間の利用方法」のことです。敷地が傾斜になっている場合や、ガレージの上部の空間を有効活用したい場合に用いられるものです。

各辞書・辞典からの解説

「スキップフロア」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「スキップフロア」とは、「建築物で、同じ空間の中で階段を介して床の高さが変化する構成のもの」のことであると説明されています。

(2)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典典」において「スキップフロア」とは「住宅などで、階段を介して半階分高さをずらした床を設ける建築方式」のことです。「上下の階を見渡せるようになっており、開放的で変化のある室内空間が得られる」のが特徴的です。ガレージの上部の空間を有効活用することもできます。

(3)「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「スキップフロア」とは、以下のような文章で説明がされています。
「建築用語。スキップは、交互に片足ずつ跳びはねて早く歩くことで、それから転じて、階段を介して半階ずつ床の高さがずれていく建物の立体的構成をいう。建物の断面略図で、半階ずれた別の階の部屋へ楽に行き来でき、インテリアの空間が広がって、上下の階に連続感や立体的な流動感を感じさせる効果がある。」

(1)〜(3)を合わせてみると、「スキップフロア」とは「建築物で、同じ空間の中で階段を介して床の高さが変化する構成」のことであるとおわかり頂けたと思います。