誰でもわかるリノベ用語集017
■ウォールナット
「ウォールナット」とは、直訳すると「くるみ」のことです。建材や家具において使用する「ウォールナット」というのはくるみ科の植物のなかでも「ブラックウォールナット」のことを指します。主にアメリカ東部やカナダが産地です。
家具や床材、楽器の素材としても使用されており、耐衝撃性に強く、経年による狂いが少ないとされています。使い込むと色合いの変化を楽しむこともできます。
よく使用されるオークの素材にくらべ、樹径が小さく、表面に近いところは白っぽい色味をしているので、中心部の濃い茶色の部分は取れる量が限られ、貴重な素材です。その分、高級な家具工芸剤として使用されることが多くなっています。
各辞書・辞典からの解説
「ウォールナット」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「ウォールナット」とは、「胡桃(くるみ)」や「胡桃剤」のことを指します。
(2)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「ウォールナット」とは、「クルミの木」のことだと説明されています。具体的には、「クルミ科Juglans属の落葉広葉樹」であると補足があります。木質としては「重硬で衝撃に強い」、「強度と粘りがある」、「狂いが少ない」、「加工性やペンキステインによく馴染む」、「艶出し加工で美しく仕上がる良い着色性」などさまざまな魅力と特徴を持っています。
このウォールナットは、「ドア材、造作材、フローリング材、内装パネル材」などの建材のほか、「高級家具や工芸用材」まで幅広い使い道があります。
(1)(2)と合わせてみると、「クルミ」のことであり、建材や家具においては「クルミの木」のことを指すこととおわかり頂けたと思います。
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