最近のリノベーションで取り入れられることが多い、木製の室内窓。昔の住宅には設置されていることが少ないため、リビングなどに付いていると、近代的かつおしゃれな空間に仕上がります。そんな木製室内窓は使われる窓のタイプやサイズもさまざまで、アイアン素材にはないメリットもあります。今回は木製室内窓のメリットデメリットから、価格帯や注意点をご紹介します。
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室内窓ってどんなもの?
室内窓とは通常の窓とは異なり、「室内の空間を仕切る窓」を指します。室内窓を設置すると、あまり広さがなく閉塞感のある部屋でも、明るく開放感のある空間に仕上がるのが特長です。
また、隣接する部屋と緩やかなつながりを作ることで、家族の様子を確認できるので、コミュニケーションも取りやすくなります。窓枠の素材は木製やアイアン素材などが人気で、デザイン性や実用性をしっかり考慮して選ぶのがポイントと言えるでしょう。
木製室内窓のメリット
木製室内窓を取り入れるメリットは多くあります。主に以下の6点が挙げられます。
- 空間を広く見せられる
- 採光と風通しを確保できる
- インテリア性の高い空間になる
- 隣接する部屋の様子を確認できる
- アイアン素材よりも価格が抑えめ
- 木製ならではの柔らかい雰囲気を演出できる
室内窓を設けることで隣接する部屋まで視線がいくので、空間全体が開放的に感じられるのは大きなメリットのひとつ。間取り上、窓がない部屋の場合は、隣の部屋から光や風を入れることができるのも良いですね。
アイアン素材と比較すると、木製は価格が抑えめなので取り入れやすく、木ならではの柔らかい雰囲気に仕上げることができます。室内窓は実用性が高いだけでなく、インテリアとしてもアクセントになるので、デザイン性も含めてどんなタイプを取り入れるか決めましょう。
木製室内窓のデメリット
一方でいくつかデメリットもあるので、事前に確認しておきましょう。
- 断熱性、防音性が下がる
- 設置場所によってはプライバシーの確保が難しい
- 窓の位置に合わせた家具配置が必要になる
- アイアン素材より強度が弱いため、窓枠を細くしづらい
室内窓は通常の壁と比較すると、熱や音が伝わりやすいため、断熱性・防音性が落ちる点がデメリットです。他にも、室内窓の位置に合わせて家具の配置が必要になる点に注意が必要です。家具を購入する際は、事前に窓の位置を確認し、高さなど間違いがないようにしましょう。
また、木製室内窓はアイアン素材よりも強度が弱く、窓枠を細くしづらいため、気になる方はしっかり確認しましょう。
木製室内窓の種類と価格帯
木製の室内窓にはどのような種類があるのか、おおよその価格帯も含めて見てみましょう。
価格を抑えたいときにおすすめの既製品
なるべく価格を抑えたい場合には、サイズや枠のカラー、ガラスの種類を既製品の中から選択しましょう。同じサイズ・カラーでも、ガラスの仕上げ方法が異なれば、価格は変動します。また、窓枠のサイズによっても費用は前後しますが、既製品は約5~20万円の価格帯が相場です。 HAGSでは、約4〜6万円と比較的手が出しやすい価格で、既製品の木製室内窓を取り揃えています。
材質やサイズにこだわるならオーダーメイド
「既製品で取り扱いがないサイズにしたい」、「他のインテリアで使用した同じ素材の室内窓がほしい」といった場合は、オーダーメイドで作ることも可能です。その場合、既製品より価格は高くなりますが、こだわりの一点ものは特別な存在になることでしょう。既製品同様に窓枠サイズや形状によってバラつきはありますが、費用相場は約10~30万円です。
室内窓を取り入れる際の注意点
室内窓があればおしゃれな部屋になりそうだから、といったなんとなくの理由で設置するのは避けましょう。なぜなら、室内窓はその目的によって、設置場所や窓の仕様が変わってくるからです。きちんと設置目的を明確にすることで、理想の暮らしを実現できます。
例えば、採光や家族の気配を感じたい場合はFIX窓にしたり、風通しを重視する場合は一部分を突き出し窓にしたり、しっかりコミュニケーションが取れるようにしたい場合はスライドドアタイプにしたり、目的に合わせて検討すると良いでしょう。
まとめ
ワンランク上のおしゃれな空間を演出できる、木製の室内窓。デザイン性だけでなく、実用性も高いリノベーションで人気のアイテムです。木製室内窓を取り入れると多くのメリットがありますが、検討する際はデメリットや注意点もしっかり確認しましょう。室内窓の良さを十分に活かしながら、すてきなお部屋を作り上げてくださいね。
【参考】
室内窓のメリット・デメリットは? おしゃれなインテリアにするポイントを押さえよう!
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