リフォームを検討している方の中には、以下のような悩みを持つ方が多いのではないでしょうか。
・リフォームの相場や適正価格がわからない
・業者選びや手続きがよくわからない
・リフォームすると見た目がきれいになるのはわかるけど、機能面がどうなのかわからない
このような方々には、リフォーム前にショールームを利用することをおすすめします。
価格面や手続きなどについては、あらかじめ担当者に確認できる上、機能などについても実際に体感して確認できるからです。そのほか、リフォーム失敗の事例なども生の声を聞けるでしょう。
この記事では、リフォームにあたってショールームを使いこなす方法について解説します。
ショールームで具体的なリフォームイメージを膨らませる
リフォームの前にショールームへ行って、実際に目で見て触れることで、リフォーム失敗の可能性を減らすことができます。
リフォームする前には、まずインターネットで調べるという方が多いでしょう。しかし、パソコンや携帯電話などで調べるだけでは、具体的なイメージを抱くには限界があるのではないでしょうか。
やはり、現物を目で見て手で触れてこそ、明確なイメージを持つことができるものです。例えば、設置してからキッチンの高さが低すぎたといったケースは、リフォームの失敗例として多く聞かれます。
毎日のことなので、自分の体に合わない設備を使い続けるのは、かなり苦痛になるでしょう。リフォームに失敗してしまうと、結果的にやり直して余計なお金がかかることもあります。
ショールームに行く前に。リフォーム優先順位を決めておこう
貴重な休みの時間をムダにしないためにも、リフォームするならばどこからやるのか、その中でもどんな機能を優先するのか、優先順位をつけておくようにしましょう。
リフォームのショールームにはたくさんの展示があります。目的も定めずにショールームに行ってしまうと、ただきれいな建材などを見に行っただけになってしまい、具体的なイメージがふくらまないことも。
建材メーカーやリフォーム業者にも得手不得手があるので、あらかじめ優先順位をつけておくことで、ショールーム選びに活かすこともできます。
ショールームに行く前に。リフォームカタログを請求しよう
ショールームへ行く前にあらかじめカタログ請求をして、見たいものを絞っておくと、迷いにくくなる上に、時間の節約にもなるでしょう。
ショールームへ行って、出たとこ勝負でものを選ぼうとすると、時間がかかってしまう上に迷いが出やすいものです。
なお、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が実施した「インターネットによる住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する第8回調査」によると、調査対象者の約半数が「見積もりの相場や適正価格がわからない」という不安を抱いています。
ちなみに、これは一戸建てもマンションも共通して最も多い不安の内容です。カタログを請求して見るだけでも、建材に関してある程度の相場感をつかむことはできます。
施工費用がいくらぐらいなのかについては、ショールームへ行って問い合わせてみるとよいでしょう。
リフォーム詳細相談はショールーム予約で確実に。
ショールームを事前に予約しておけば、担当者がついてくれるので、予算や機能など要望に沿った展示を案内してくれるでしょう。
営業時間中に足を運べば、事前予約はしなくても見学できますが、担当がついてくれない可能性もあります。また、土日祝日は混みやすいので、時間を効率的に使うためにも、事前予約がおすすめです。
なお、担当者に相談したいのであれば、あらかじめ今住んでいる家のパンフレット(=平面図)を用意すると良いでしょう。そのほか、リフォームしたい箇所の写真を撮影しておくなども有効です。
キッチンやバスルームをリフォームしたいのならば、メジャーで高さなども測っておくと、準備はさらに万全ですね。
また、業者が誠意を持って対応してくれるかわからないといった不安があるのならば、ショールームの担当者と会った時の印象を参考にするのもよいでしょう。
まとめ
リフォームの失敗を予防するためには、ショールームの活用がとても有効です。リフォームは多額のお金がかかる上に、結果として毎日の生活に関わってくるものなので、失敗したくないと思う人は多いでしょう。
リフォームの失敗事例には様々なケースがありますが、そのほとんどは事前の準備や確認が不足していたことに起因していると言われます。
ショールームの活用は、ある程度の準備が必要なものですが、予算や使用感などリフォームの失敗となり得る原因の芽を摘むためには、必要な手間ということもできるでしょう。
予算の面でも生活の面でも満足いくリフォームをするために、ぜひショールームを活用してみてください。