在宅ワークの頻度が増えて、自宅に書斎・ワークスペースが欲しいと考えるようになった人も多いのではないでしょうか。しかし、マンションだとスペースが限られているため、書斎・ワークスペースを新たに設けようとしてもなかなか難しいですよね。
そこで今回は、マンション住まいで書斎・ワークスペースを設置したリノベーション事例を6つご紹介していきます。マンション住まいだからと書斎を諦めていた人は参考にしてみてください。
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もくじ
事例1:振り返れば家族がいるワークスペース
限られたスペースを有効活用できる方法として、オープンタイプのワークスペースが人気です。こちらの部屋では、ダイニングテーブル背後の壁に広めの備え付けワークテーブルを設置。仕事をしながらでもリビングダイニングにいる家族の存在を感じられる作りです。壁に向かって席が設けられているので、集中したい時にはしっかりと集中できるのもポイント。
キッチンとの距離も近いので、お昼休憩になればすぐランチの準備もできますね。仕事とプライベートの切り替えをスムーズにしたい人におすすめのレイアウトです。
事例2:和室とクローゼットがワークスペースに変身
リビングに隣接する和室を洋室に変えてリビングと一体化する、という方法はマンションリノベーションの王道とも言える間取り変更。空間としては一体化しつつ、リビングと雰囲気を変えることで立派な書斎スペースを作り出すことも可能です。
こちらの部屋では和室と押し入れをワークスペースとWICに作り替えています。配管を使ったハンガーパイプ、コンクリートむき出しの天井といった、インダストリアルな内装が秘密基地を連想させるデザインです。
事例3:廊下だって工夫次第で書斎になる
オープンタイプの書斎・ワークスペースはリビングダイニングに併設されることが多いですが、貴重なLDKは広く使いたいと考えている人も多いはず。そんな人におすすめしたいのが、廊下部分を上手に活用してワークスペースを設けるというやり方です。
こちらのマンションは廊下がT字型という特殊な間取りになっており、廊下部分がデッドスペースになりがちでした。2人で並べるワークテーブルと本棚を設置することで、限られた空間を有効活用したクローズ感のあるワークスペースが完成したのです。
事例4:カフェライクなミニ書斎
集中できる環境があればワークスペースとしての機能は果たしますが、せっかくならプライベートでも使いたくなるようなおしゃれ書斎を目指してみるのもいいものです。こちらの部屋では、ナチュラルテイストな部屋の内装に合わせ、かわいらしい家型の入口がアクセントの半個室タイプ書斎を設置。
中には十分な大きさのワークスペースを設置しており、適度な没入感の中で仕事や趣味に集中できそうです。アンティーク感のあるワッフルガラスの室内窓を通して光が差し込むので、半個室でありながら明るいのもポイント。思わず入り浸りたくなる、カフェライクなおしゃれ書斎です。
・事例:小部屋でこっそりミルクティ気分。
事例5:ゆとりと光がたっぷりのリビング隣書斎
こちらもリビングの一角に半個室スタイルの書斎を設けた事例。大きな室内窓があるので、空間としてしっかり仕切られていながらも、リビングダイニングにいる家族とのつながりを感じられるのが嬉しいところです。
ワークスペースとしてはテーブルとチェアだけあれば機能は果たしますが、少し余裕のある広さにすると機能性がアップ。幅広い用途で使用可能な使い勝手のいい「もう一つの居室」として重宝します。
・事例:WFH(work from home)な暮らし。
事例6:オープンだけどクローズな書斎
最後にご紹介するこちらの書斎も、リビングの一角に設けられた半個室タイプ。パステルグリーンのクロスが部屋のアクセントになっていますね。
書斎の中を見てみると、2人並んで作業できる広いワークテーブルと壁面収納があり、書斎としては十分な広さを確保。これだけ余裕のあるスペースだと、面積の限られているマンションでは圧迫感を感じてしまいそうなもの。この書斎はリビングとの間に大きなカウンタースペースを設けることで、空間としてのつながりを生み出しています。小さなリビングダイニングに書斎を設ける場合でも応用できる、視覚的な広さを感じさせる工夫です。
まとめ
在宅ワークの浸透により、自宅に書斎・ワークスペースを設けたいというニーズは高まっています。面積が限られているマンションであっても、工夫次第で快適な書斎・ワークスペースを設けることは可能です。今回ご紹介した6つの事例を参考に、自分に合った書斎を設けるリノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。
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