「テレワーク」や「リモートワーク」という言葉も浸透して、自宅のPCなどで仕事をする方も増えています。書斎やワークスペースを設置して、仕事に集中できる環境を構築したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、寝室に書斎・ワークスペースを設置する際のポイントを詳しく解説します。おすすめのレイアウトも詳しく紹介しますので、書斎やワークスペースの設置を検討している方は、この記事を参考にしてください。
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寝室に書斎・ワークスペースを作るときの3つのポイント
寝室に書斎やワークスペースを作るときには、広さ、間仕切り、レイアウトを意識しましょう。ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。
作業がしやすい広さを確保する
書斎やワークスペースを作るときに、デスクとイスを設置すればよいと考える方もいます。しかし、毎日使用するならば、使いやすさも重視したいものです。
例えば、デスクの奥行きが40cmの場合、イスに腰掛けるためには70cmほどのスペースが必要とされます。また、イスに腰掛けている人の後ろを通るためには、90cmのスペースを確保しましょう。デスクやイスを設置する際には、人が自由に動けるためのスペースも考えておくのが使い勝手よい空間にするポイントと言われます。
(参考:インテリア・サプリ「寝室に書斎2つのレイアウト&部屋の大きさ別インテリア30選」)
間仕切りを設置する
間仕切りとは建物の空間を仕切る物のことです。住宅にはキッチン、リビング、洗面所のように部屋が分けられています。洗面所については、洗面台と脱衣所に分かれていることもあるでしょう。
寝室に書斎やワークスペースを設置する際には、それぞれを区切るための間仕切りが必要です。ベッドスペースと作業スペースの間に間仕切りを設置しないと、作業中の集中力が途切れるおそれもあります。
深夜や早朝に作業をする場合には、音や光が家族の就寝を妨害してしまうかもしれません。パーティションやカーテンを使用したり、本棚を間仕切りの代わりに使ったりするのがおすすめです。
レイアウトを決める
寝室付きの書斎・ワークスペースのレイアウトには、2種類のタイプがあります。ひとつはベッドと平行に作業スペースを設けるレイアウト、もうひとつはベッドの脇に作業スペースを設けるレイアウトです。
ベッドと平行に作業スペースを設ける場合、ベッドの長手をデスクと平行に設置します。デスクを窓際に寄せて設置すると、開放的な気分で作業に集中できるでしょう。
ベッドの脇に作業スペースを設ける場合、ベッドとデスクを垂直に設置します。照明をデスクに設置する際には、光がベッドのスペースに当たらにように注意しましょう。
レイアウトを決めるときには、エアコンやコンセントの位置も確かめます。昼間に書斎やワークスペースで作業をする方は、エアコンの冷気や暖気が当たりやすい場所にデスクを設置すれば、快適な状態で作業できるでしょう。
特に夏場についてはパソコンの熱で部屋が暑くなる可能性もあるので、できるだけ涼しい環境で作業できるようにセッティングするのがおすすめです。
作業スペースでパソコン、モニター、タブレット、プリンターなどを利用する方は、コンセントに近い場所にデスクを設置しましょう。コンセントから離れた場所に設置すると、延長コードを使わなければならず、見栄えも悪く、コードにつまずいたりといったアクシデントの原因にもなります。
ベッドサイズの選び方
寝室に書斎やワークスペースを作るときには、ベッドサイズにも配慮しましょう。ベッドにはシングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングなどのサイズがあります。それぞれのサイズは以下の通りです。
(参考:dinos「暮らしに合わせたベッドサイズの作り方」)
ベッドを新たに購入する際には、作業スペースとのバランスを考えながらサイズを決めましょう。なお、ダブルサイズと聞くとシングルサイズの2倍サイズと考える方もいますが、実際にはキングサイズでもシングルサイズの2倍にはなりません。それぞれのサイズを確認してから、適切なベッドを選びましょう。
ベッドを設置する際には通路も確保する
ベッドを設置する場合、脇を通るためのスペースも確保します。理想の通路幅は60cmです。シングルベッドを2台並べる場合には、ベッドとベッドの間に50cmほどの隙間作っておきましょう。通路があれば、就寝前や起床後でもスムーズに移動できます。
(参考:VENUS BED「ベッド専門店ビーナスベッドがおすすめするベッドサイズの選び方」)
寝室に書斎やワークスペースを設置したおすすめのレイアウト
書斎やワークスペースの設置をお考えの方の中には、おすすめのレイアウトを見たいという方もいるのではないでしょうか。ここでは、おすすめのレイアウトを2つ紹介します。
壁を取り付けてベッドと作業スペースを分ける
1つ目の例は、ベッドと作業スペースとの間に壁の間仕切りを取り付けた例です。天井からの照明はベッド側に取り付けており、デスクに光が入りにくいように配慮しています。デスクの近くには窓があるため、快適な状態で作業できるでしょう。
鏡を間仕切りの代わりに活用する
2つ目の例は、ベッドと作業スペースとの間に鏡の間仕切りを取り付けた例です。ベッドとデスクを平行に置いており、動線も確保しています。
まとめ
寝室に書斎やワークスペースを設置する場合、広さ、間仕切り、レイアウトを意識しましょう。また、ベッドを新たに設置する場合は、サイズをチェックしてから選ぶことをおすすめします。寝室に書斎やワークスペースを取り付けて、快適で落ち着ける作業空間を確保しましょう。
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