一人の時間を過ごす書斎・ワークスペースは、お家の中でもプライベート感をより味わえる貴重な空間。自分だけの時間を過ごす場所なので、インテリアのコーディネートも好みに合わせておしゃれにこだわりたくなりますよね。
ちょっとした特別感もある書斎・ワークスペースを目指すなら、アクセントクロスを取り入れてみてはいかがでしょうか。スペースの印象をガラッと変えることもできます。
今回は、書斎・ワークスペースに取り入れたいアクセントクロスについて取り上げます。
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もくじ
アクセントクロスとは
アクセントクロスとは、部屋の壁紙の一部だけを他と違う種類にするという、内装の仕上げ方の一つです。壁の一部だけを目立たせてインテリアの「アクセント」とすることで、お部屋の印象にメリハリをつけ、立体感のある空間を演出しやすくなります。
既にそろっている家具などはそのままでも、お部屋の雰囲気をガラッと変えることができることもあり、リフォームやリノベーションでもアクセントクロスを取り入れた事例をよく見かけますね。
賃貸物件にも対応できる剥がせる壁紙や、DIYでも貼り替えしやすい壁紙など、扱いやすい壁紙も増えていますので、アクセントクロスは気軽に挑戦できるセルフリノベーションの一つといえるでしょう。
アクセントクロスで書斎・ワークスペースに色の力を取り入れる
色には、人の心理に働きかける力があるとされており、効果は色によって異なります。書斎・ワークスペースにいる時間を、どのような気分で過ごしたいのか検討し、それに合わせた色を選ぶとよいでしょう。
書斎・ワークスペースにおすすめの色をいくつか見ていきましょう。
まず、仕事部屋として使うなら、青系や緑系、ベージュなどが使いやすいでしょう。青は気持ちを落ち着かせて集中力を高めやすくなるとされています。緑やベージュは、気持ちをリラックスさせてくれる効果が期待できます。
発想力や創造性が求められる作業をするなら、黄色や紫を取り入れてみるのもよさそうです。どちらも感性を刺激してくれる色とされていますが、ビビッドに明るいトーンでは刺激が強すぎることもありますから、彩度を下げて、ちょっとくすんだような暗めのトーンのものを選ぶと使いやすそうです。
書斎・ワークスペースにあまり広さが取れない場合や、壁に囲まれて窓が無い個室タイプの場合で、閉塞感や圧迫感が気になるなら、白っぽい明るいトーンの壁紙でまとめるのが定石といえるでしょう。ホワイト系は広さを感じさせる色とされています。
反対に、オレンジやピンクなど暖色系の色は、手前に飛び出して見える効果があるとされているので、部屋を狭く見せてしまう可能性もあります。
参考:しあわせな家「書斎の壁紙の色のおすすめを紹介!色・柄別の効果や印象、選び方も」
参考:GLOBAL BASE「失敗しないアクセントクロスの選び方!リフォーム費用や施工例も紹介」
アクセントクロスで書斎・ワークスペースのエリアを分ける
リビングなど広い空間の一角に、オープン、セミオープンな書斎・ワークスペースを作る例も増えてきています。そこで、壁などで仕切る代わりに、アクセントクロスで壁の色を変えて空間を分けるという考え方もあります。
家族の共有スペースでありくつろぎや団らんの空間であるリビングと、仕事や作業に集中する自分だけの空間である書斎・ワークスペース。書斎・ワークスペース部分にアクセントクロスを取り入れれば、デスクに座って目の前の壁の色が変わることで気分が仕事モードに切り替わる、という仕組みも作れるでしょう。
書斎・ワークスペースでアクセントクロスを上手に使うテクニック
アクセントクロスを、失敗せず効果的に取り入れるためのポイントを見ていきましょう。
まず、アクセントクロスの面積は部屋全体の2~3割程度が目安とされています。「アクセント」なので、面積を広くしすぎないことが基本とされます。
さらに、色や柄を選ぶ際に、ベースカラーとメリハリがつくよう、ある程度思い切って選んでみるこがポイントと言われます。落ち着いた雰囲気が好まれる書斎・ワークスペースですが、色や柄があまりに控え目だとアクセントにならず、くすんでいるように見えるだけ、といった結果になってしまう場合もあります。
また、ベースとなる壁紙だけでなく、部屋全体のテイストに沿ったアクセントクロスを選ぶことも大切です。床や天井、デスクやチェア、収納家具などと方向性が違うものを選んでしまうと、まとまりも感じられません。
自分の時間を過ごす部屋の壁をお気に入りのカラーやモチーフで飾りたいと思っても、それがあまりに主張が強すぎる色や柄だと、仕事や学習をする部屋と相性が良いと言えず、あまりおすすめできません。そういう時には、作業中に視界に入らない壁面に使ったり、面積を小さくして使ったりするなどの工夫をしましょう。
参考:ハピすむ「失敗しない書斎壁紙の選び方!シーンに合うおすすめクロスまで」
まとめ
書斎・ワークスペースに取り入れたいアクセントクロスについてご紹介してきました。家具やレイアウトはそのままでも、お部屋全体の雰囲気をガラッと変えて格上げまでしてくれるアクセントクロス。
書斎・ワークスペースに自分だけの特別感を加えたいなと思ったら、こだわりや好みをバランスよく持ち込める、アクセントクロスを検討してみてはいかがでしょうか。
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