新しい洗面台をDIYで取り付けることは、正直おすすめできません。なぜなら、かなりハイレベルな工事になるからです。洗面台には、ミラーキャビネットといっしょになった「一体型」洗面化粧台と、別々になった「セパレート型」がありますが、どちらの場合も壁の中に、固定するための補強が必要です。あるいは、化粧板を取り外して、補強するところから始めなければならないのです。
そこで今回は、もっとお手軽な化粧台のDIYリノベーション、壁と棚、ミラーキャビネットについてお話します。
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洗面台の「壁」をDIYでリノベーション
最もカンタンなのが、壁に手を加えることです。リフォームシートなどを貼り付けて、気軽にイメージチェンジをしてみましょう。
リフォームシートの貼り付け方
一体型の洗面化粧台ならば、キワまで貼り付けれ、セパレート型ならミラーキャビネットいったん壁から外して、リメイクシートを貼り付けた後、再び取り付けます。
ミラーキャビネットを取り付けているビスは、キャビネットの中などに隠されています。ビスキャップでビスの頭が隠されている場合は、ドライバーの先端などで外してください。後は、普通にドライバーで外すだけですが、一人での作業はミラーキャビネットの落下につながりますから、2人でおこなった方が良いでしょう。
オススメのリフォームシート3選
他のメーカーからも販売されていますが、おすすめはサンゲツ「リアテック」や3M「ダイノック」「NuWallpaper(ヌーウォールペーパー)」の3つです。リアテックやダイノックは、いったん貼ったらはがすことは想定していません。専用プライマーを使ってしっかりと貼り付けましょう。
賃貸住宅の場合や気軽にイメージチェンジを楽しむなら、貼ってはがせるヌーウォールペーパーがおすすめです。他のリフォームシートにはない、しゃれたデザインのものがあるのも特徴です。
最も手軽なウォールステッカー
もっと手軽にリノベーションを楽しむなら、ウォールステッカーが良いでしょう。100均ショップやホームセンターなどでも販売されていますし、もっと凝ったデザインのものをお探しなら、ネット上で専門店も見つけることができます。
洗面台の「棚」をDIYでリノベーション
洗面台の隣にあったらいいな!と思うのは、タオルなどを収納する棚です。主な作業はブラケットの取り付けだけですから、DIYで十分可能なのですが、重量があるものを乗せるなら、やはり壁の裏側に補強が必要です。「下地探し」を用いて、取り付けたい場所に補強があるかどうかを調べましょう。
それほど重量がかからないなら、トグラーなどのアンカーを用いて、ブラケットを固定する方法もあります。
オススメはツーバイフォーの柱を立てること
オススメは「ラブリコ」を使って、柱を立てることです。床と天井の間で突っ張って柱を立てますから、壁紙などにキズがつきにくいことが特徴ですから、賃貸住宅でも使うことができます。
以前はツーバイフォーなど角材用しかありませんでしたが、近年は丸棒に使えるラブリコも販売されていますし、棚受けのパーツのデザインも豊富です。
洗面台の「ミラー」をDIYでリノベーション
HAGSアイテム:【HAGSオリジナル】ダウンステーミラーキャビネット
セパレートタイプの洗面台なら、ぜひ挑戦していただきたいのが、ミラーのリノベーションです。単なるミラーの交換でも洗面台が映えるようになりますし、ミラーキャビネットに交換するなら、デザインだけでなく機能性もアップグレードします。
仕様図を取り寄せましょう
これ!というミラーを見つけたならば、まずは固定方法を調べて、希望の位置に取り付けられるかどうかをチェックしてください。仕様図を取り寄せることができるならベストです。
次に補強の確認です
ミラーを取り付けたい位置に、ネジやフックの取り付け可能かどうかをチェックしてください。ミラーもミラーキャビネットもかなりの重量があるものですから、壁の背面に補強がなされていることが必須条件です。下地探しを活用しましょう。
まとめ
手軽に楽しめる壁や棚のDIY、ハードルがすこし高目のミラーのDIY、いずれも洗面台をリフレッシュする良い方法です。本当なら洗面化粧台を入れ替えたり、カウンターやキャビネットをしつらえたりして、カッコいいものにしたいのですが、残念ながら両方ともグンと難易度が高くなります。特にカウンターの設置は給排水の配管が面倒ですし、洗面ボウルがぴったりはまる穴を開けたり、コーキングを施したりと、なかなか難しいのです。
とりあえず、洗面台のミラーをリノベーションするところから始めてはいかがでしょうか?
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