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「溶断(ようだん)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集451

■溶断(ようだん)

「溶断」は「ようだん」と読みます。「溶断」とは、金属素材を融点以上に加熱して切り離す技術のことです。溶接は、2つ以上の部材の接合部に、熱や圧力を加えて1つの部材にします。一方で溶断は、1つの部材を2つ以上に切断します。

溶断で使用する機械はさまざまです。酸素やアセチレン炎などの燃焼ガスを使うガス切断、アーク放電の熱を利用したアーク切断、レーザーを用いたレーザーカッティングなどが挙げられます。さらに、ガソリンを使用したガソリン切断もあります。

ガス切断の場合、ガスの炎で鋼材が高温になったときに、高速の酸素を送り込むことで、鋼材が燃焼して酸化鉄に変わります。酸化鉄は、鋼材よりも融点が低いので、金属が切断されやすくなるのです。そのため、ガス切断の場合は、酸素と融合してできる素材よりも融点が低い酸化鉄を形成する鋼材に用いられます。

アーク切断は、ガス切断では難しい、アルミやステンレスを切断する際に用いられる方法です。外部からの電気エネルギーを用いて切断します。電気のみを使用するので、ガス切断よりもコストがかからないというメリットがあります。

レーザーカッティングは、コンピュータで作成したデータに基づいて切断する方法です。切断のための情報を入れておけば、すぐに切断を始めるので、他の切断方法よりも効率がよいでしょう。ガソリン切断は、ガスの代わりにガソリンを用いる方法で、ガス切断よりもコストパフォーマンスがよいという特徴があります。

 

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