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「いちころ仕上げ(いちころしあげ)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

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■いちころ仕上げ

「いちころ仕上げ」とは数回にわたり施行すべきところを一度にしあげることです。例えば塗装や左官工事などでは、数回の工程に分かれて仕上げるのが一般的です。しかし、いちころ仕上げの場合は一工程で仕上げをします。

いちころ仕上げのいちころとは一瞬の「いち」とコロリの「ころ」から取られた言葉です。一瞬でコロリと倒れるということを意味があり、けんかや博打において一瞬で相手お倒したり、負かしたりすることを指しています。

また、難しい状況において、一瞬で解決するとの意味で用いられることもあります。さらには相手の心を一瞬で射止めるという意味で用いるときもあります。いちころという言葉は、もともと大阪弁として関西地方で使われていた言葉です。

塗装や左官などの作業をする場合、数回に分けて作業をします。例えば塗装の場合は1回目に下塗りをして外壁と塗料の密着度を高めます。その後2回目の塗装で外壁をきれいに塗ります。

ただし、1回だけにすると下地の色が透けることがあるので、3回目の塗装をして下地の色を隠します。また、外壁の状態が非常に悪いときは、4回や5回の塗装をする場合もあります。

いちころ仕上げのように1回のみの塗装をすると、すぐに剥がれてしまう可能性が高いでしょう。また、塗料を多めに使用して厚く塗った場合でも剥がれることがあります。いちころ仕上げは費用を抑えられますが、リスクが伴います。基本的にはいちころ仕上げをしない業者のほうが多いでしょう。

(参考:LIXL「いちころ」)

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