誰でもわかるリノベ用語集452
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■躯体現し(くたいあらわし)
「躯体現し」とは「くたいあらわし」と読みます。「躯体現し」とは、建物の構造区分である躯体を覆い隠さず現すことです。
躯体とは、建物の主要な構造体や骨組みを意味しています。構造強度にかかわる部分で、木造在来軸組み工法では基礎、柱、梁、耐力壁、剛床などを指しています。
この構造部分はマンションでは共用部扱いとなっており、リノベーションやリフォームで増やしたり減らしたりできません。マンションやアパートではさまざまな種類の構造があり、主な構造として鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(SRC造)があります。
躯体現しのメリットはデザイン性が高いことです。コンクリートのク対は金属、木、石などの素材と相性がよく、ショップやカフェのような雰囲気を持つスタイリッシュな空間に変えられるでしょう。躯体現しのもうひとつのメリットは開放感です。素材を現した状態なので、天井高が通常の住宅よりも高くなるでしょう。
一方で、躯体現しにはデメリットもあります。1つ目のデメリットは防音性や断熱性が落ちることです。プラスターボードを剥がすので、通常の住宅よりも防音性や断熱性は落ちるでしょう。音を出さないようにする、暖房器具で部屋を暖めるなどの対策が必要でしょう。
もうひとつのデメリットは、デザインテイストの制限です。躯体現しの住宅は無機質でクールなイメージを与えますが、ダクト配線が露出するなどの問題があります。エレガントな部屋にしたい方には不向きでしょう。
・参照:グローバルベイス「躯体現しとは?リノベーションで人気の仕上げのメリットやデメリットは?」
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