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「空地率(くうちりつ)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集547

■空地率(くうちりつ)

「空地率」とは「くうちりつ」と読みます。誤った読み方として「あきちりつ」と言われることがありますが、正しくありません。「空地率」とは、マンションの敷地に対して建物がない空き地の占める割合のことです。空地率は%で表示され、空地率が高いほどオープンスペースが多いことが分かります。

空地率の計算方法は「(敷地面積-建築面積)÷敷地面積×100」です。マンション建設では敷地以外に、公園や駐車場などの公共スペース、植栽や樹木などがあります。公共スペースや樹木が多ければゆとりのある建物になるでしょう。

高層マンションに住む場合でも、空地率が高ければ新鮮な空気を窓から取り込めるというメリットがあります。また、窓から太陽の光を取り込めるので、明る部屋になるでしょう。空地率の高いマンションでは、駐車場やエントランスに歩行者専用道路が設けられていることがあります。小さな子どものいる家庭や高齢者でも安心してマンションを利用できるでしょう。

注意点として、空地率が高い場合でも西側に緑地や駐車場があると、日の光を取り込みにくいでしょう。また、強い西日を窓から取り込む可能性もあります。空地率だけではなく、空地部分のチェックも大切です。

空地率に似た言葉として緑地率があります。緑地率とは空地部分の植栽や樹木の占める割合のことです。緑地率の計算方法は「緑地面積÷敷地面積×100」です。緑地率が高いと、緑の多いマンションと言えるでしょう。

(参考:東建コーポレーション株式会社「空地率」)