Column

「AJPI(ARES Japan Property Index)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集603

■AJPI(ARES Japan Property Index)

「AJPI」とは「あいじぇーぴーあい」と読みます。別の言葉として「ARES Japan Property Index(あれす・じゃぱん・ぷろぱてぃー・いんでっくす」と言われることがありますが意味は同じです。

「AJPI」とは、不動産投資インデックスのことです。不動産投資インデックスとは不動産の収益性を一般に公開するための指標のことで、個別での収益性だけではなく不動産業界全体の動きを加味した収益性で指標を出しています。一般的に不動産の収益性には一定の期間中に見られる純利益と、期間中の資産価値の増減に分かれます。不動産投資インデックスでは2つを合わせた指標だけではなく、それぞれを独立させた指標も公開しています。

AIPIの特徴は評価対象不動産を保有するファンドが、不動産の賃貸収入によって運営されていることです。AIPIのようなファンドはコア型と呼ばれており、他のファンドと比べて安定性があります。

AJPIは非上場のファンドや私募ファンドなどの運用会社からデータを提供されるコアファンドの所有不動産の運用実績と、純粋な私募ファンドとして位置づけられているJ-REITの保有不動産の運用実績から得られるインカムリターンやキャピタルリターンの平均を出して数値化しています。REITとは公衆から調達した資金を不動産投資をする金融商品のひとつです。J-REITはREITとは異なり、レバレッジが低めに設定されている、賃貸専業や長期保有目的のコアファンドであるという特徴があります。

(参考:AJPIの概要