誰でもわかるリノベ用語集567

■化粧合板（けしょうごうはん）

「化粧合板」とは「けしょうごうばん」と読みます。「化粧合板」とは塗装用の加工を施したり突板を貼ったりした合板のことです。一般的に家具や建築物の内装などで使用される合版で、美しいデザインにする目的で使われます。

化粧合板には天然木化粧合板と特殊加工化粧合板の2種類があります。天然木化粧合板とは普通合板の表面に単板を貼り付けたタイプの合版です。安価な価格で天然木の色合いを楽しめるというメリットがあります。特殊加工化粧合板とは普通合板の表面にプリントや塗装などの加工をした合板のことです。メラミン樹脂などを貼り付けて耐久性を高めたタイプもあります。

化粧合板のメリットは見た目です。単に切り出された板よりもデザインが美しく、インテリアの一部として使えます。また、加工した化粧合板の中には耐水性、耐汚染性、耐摩耗性などに優れているタイプもあり、目的に合わせて選べるでしょう。

化粧合板の選ぶときはデザインと用途を基準に選びます。最近ではさまざまな色の化粧合板が販売されており、特性も異なります。壁やインテリアに合わせて色を選ぶのがおすすめです。手触りについても滑らかなタイプやザラザラしたタイプなどがあるので、好みに合わせて選ぶのがよいでしょう。

キッチンや浴室などの水回り部分に化粧合板を用いる際には、加工されたタイプを選ぶのがおすすめです。耐水性や耐熱性の化粧合板なら安心して利用できます。また、傷がつきにくいタイプなら、きれいな状態を保てるでしょう。

（参考：農林水産省「合板の日本農林規格」）