家のリフォーム・リノベーションをするとなれば、せっかくなら内装にこだわりたいところですよね。しかし、おしゃれな内装にするにはどうすればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。おしゃれな内装を実現するためには、大きく3つのポイントを押さえておく必要があるのです。
そこで今回は、おしゃれリフォーム・リノベーションにおけるインテリアのコツを解説していきます。リフォーム・リノベーションの内装にこだわりたいという人は必見です。
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おしゃれな内装のコツは「色」「素材」「テーマ」
リフォーム・リノベーションで、おしゃれな内装を実現するためのポイントは大きく3つあるとお伝えしました。その3つのポイントとは「色」「素材」「テーマ」です。色や素材に統一感を持たせると家全体がスッキリとした印象になりますし、わざと部屋ごとに異なる色や素材を用いることで、空間に変化を持たせるというのも一つの考え方。色と素材の選び方だけで内装の印象は大きく変わると考えていいでしょう。
テーマというのは、部屋をどのようなテイストにしていくかという方向決めのこと。例えば、ナチュラルテイストがテーマであれば白や木をメインとした内装がマッチしますし、ブルックリンスタイルの部屋にしたいのであればアンティークレンガやむき出しの配管といった無骨さを取り入れるのがおすすめです。インテリアのテーマを一つ決めておくと取り入れるべき色や素材が絞られるため、統一感のあるおしゃれな内装に仕上がりやすくなります。
以下では「色」「素材」「テーマ」の3つそれぞれにポイントを紹介していきましょう。
インテリアにおける色の考え方とは?
まずはインテリアにおける色の考え方について見ていきます。部屋づくりにおいて広く知られるのが「インテリア黄金比」と呼ばれる色の配分方法。「ベースカラー:メインカラー:アクセントカラー=7:2.5:0.5」になるようコーディネートすると、おしゃれなインテリアになると言われているのです。
(参考:キナリノ)
部屋の7割を占めるベースカラー
インテリア黄金比の内、実に7割を占めるのがベースカラー(基調色)。部屋の中で大きな面積を占める床・壁・天井の色合いと考えればいいでしょう。壁や天井は白ベースの家が多いかもしれませんが、素材によって大きな差が出るのが床です。同じフローリングでも白・ライトブラウン・ダークブラウン・黒などさまざまな色がありますし、タイルを用いれば色のバリエーションがさらに広がります。
ベースカラーは部屋の空気感を決める色なので、長年見ていても飽きの来ないシンプルな色を選ぶのが基本。白・ブラウン・アイボリーなど主張しすぎない色の中から選ぶといいでしょう。
部屋の性格を特徴づけるメインカラー
ベースカラーに次ぐ割合を占めるのがメインカラー(アソートカラー・従属色)です。ソファ・テーブル・カーテンなど、視覚的に大きな面積を占めるインテリアに用いる色であり、メインカラーを何色にするかで部屋の印象が大きく変わります。メインカラーは1色とは限りませんが、ベースカラーと同系統の1色に絞るとスッキリとした印象になります。メインカラーを2色にする場合は、赤とオレンジ、青と水色といった具合に同系統の色で揃えると統一感が出るのでおすすめです。
部屋に遊びを加えるアクセントカラー
ベースカラーとメインカラーだけで構成された部屋は、スッキリしすぎて味気ない印象を受けることも。そこにスパイスとなるようなアクセントカラーを加えることで空間にメリハリが生まれます。アクセントカラーの占める割合はたった0.5割ですが、真っ先に視覚へ飛び込んでくる大切な色です。
共通の素材を取り入れるとおしゃれ度アップ
おしゃれな内装を考える上では「素材」も意識したいところ。中でもインテリアの印象に大きな影響を与えるのが床の素材です。床は占める面積が大きい部分であるため、床の素材感は部屋全体の印象を左右します。ナチュラルカラーの無垢フローリングであれば明るく開放的な印象になり、アンティークなダークブラウンの無垢フローリングであればインダストリアルな印象になるといった具合です。
また、床と合わせて壁や天井、キッチンカウンターなども木にすると全体的にナチュラルで温かな印象になります。コンクリートやモルタルで統一すればモダンで都会的な印象になるでしょう。各所に共通の素材を取り入れることで、部屋のおしゃれ度がアップするのです。
家全体に共通するテーマを決めよう
リフォーム・リノベーションにおいて内装にこだわりたい人は、インテリアの根底となるテーマを決めるのがおすすめ。ここまで色選びや素材選びがおしゃれな内装のコツと話してきましたが、テーマを決めると自ずと使う色や素材が決まってきます。インテリアのテーマとしては、大きく次のようなものが挙げられます。
雰囲気によるテーマ
インダストリアルデザイン、和モダン、アンティーク調といった部屋の雰囲気を表すテーマ。概念的なものが多いので、少しアレンジをしても様になるテーマと言えるでしょう。
ある地域っぽさを追求するテーマ
世界各国の特徴的なインテリアを模したテーマを取り入れるインテリアも人気です。代表的なものには、カリフォルニアスタイル・ブルックリンスタイル・北欧スタイルといったものがあります。どれも特徴的な色使いや素材があるので、インテリアを作り込みやすいテーマかもしれません。
シチュエーションによるテーマ
カフェ風・山小屋風・アパレルショップ風のような、あるシチュエーションを想定したテーマも考えられます。これも色使いや素材を限定しやすいので、作り込みやすいテーマと言えるでしょう。
まとめ
今回紹介してきたように、リフォーム・リノベーションでおしゃれな内装を実現するためのコツは「色」「素材」「テーマ」をしっかりと検討することです。これらに統一感を持たせてスッキリとした家にするのも良し、反対に部屋ごとに異なる色・素材・テーマを採用して遊び心を取り入れるのも面白いでしょう。3つの要素における自身の好みを整理して、楽しみながらインテリアを考えてみてはいかがでしょうか。
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