近年、様々な照明に使われているのがLEDです。LEDはこれまでの白熱球や蛍光灯などとは違い、独特の光の色合いを持っています。また、従来の照明に比べて持ちが長いという点から節約したい人にはお勧めの照明器具と言えるでしょう。
ただし安易に交換をしてしまうと場合によっては思っていた光ではなかったということもあるかもしれません。ここではLEDライトやその光にどのような特徴があるのかについて確認しておきましょう。
明るさが強い
まず、LEDの最も大きい特徴としては、とても明るいということです。 実は発光効率がとても高く、これまでと同じ照明と比べてもかなり明るく発光します。光の量が多く、従来の照明器具と比較すると部屋中の明度が上がりやすいと言えます。効率良く部屋中に光を届けることができるので、勉強部屋や作業部屋などの天井の明り取りに向いているといえますね。
反対に、そこまで明るさが必要でない空間や演出目的の照明などの場合にはLEDに変えてしまうと、明るすぎて微妙なニュアンスが失われる可能性もあるため注意が必要となります。
電気代が節約できる
次に、LEDライトに変えることで電気代が節約できる傾向があります。 先ほどもお伝えしたとおり。LEDは発電効率が大変良く部屋も明るく出来るため使う照明の種類が減ります。また、部屋を効率良く明るくするので室内に設置する照明の間隔を開けても十分明るくなります。 そのため、これまでの白熱球に比べて電気代の節約が期待できます。
ただし、電球蛍光灯と比較した場合には、それほど節約できるわけではないようです。ほぼ同じくらいか、場合によりLEDライトのほうが少し高額になるケースもあります。
とは言え、LEDライトはとても長持ちするという特徴があります。つまり、LEDライトにすることで交換の手間や買い換えによる出費などが減ることになります。一説には3倍から4倍近く違うともされていますから、やはり結果的には節約に繋がると言えるでしょう。
単価が若干高く破損率が相対的に高い
LEDライトは一般的な白熱球や蛍光灯と比べると商品自体の費用が2倍くらいになるとされています。ただし、それでもライトの交換の手間や交換の買い替えの度の出費を含めて総合的に考えると、比較的コストパフォーマンスは良いようです。
もうひとつの特徴は破損率が高いということがあります。全体的に蛍光灯や白熱球よりもデリケートな素材であることや、一般的な電源から変換する変換器を搭載していることもあり、若干破損率が高いとも言われています。もちろん不良品で交換する時にはお店などのサポートがあるため安心してください。
まとめ
照明は部屋の印象を大きく左右するためこだわって選びたいところですよね。ただし、照明器具そのものではなくその中身である白熱灯や蛍光灯からライトだけを切り替えると、少々部屋の中の印象が違って見える場合もあります。より明るく見えるようにしたいときにはLEDライトに切り替えたほうが良いですが、現時点での購入単価を安くしたい場合や照明の明るさをあまり上げたくない場合にはLEDライトは向いていないと言えるでしょう。
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