最近のリノベーションや新築でも注目されているパントリー。食料品のストックなどをしまっておける収納スペースのことですが、パントリーを作ると決めたら、後悔したくありませんよね。
使いにくいパントリーは、詰め込んでおくだけの物置になってしまったり、期限切れやダブり買いなどの無駄を生み出すスペースになりかねません。限られた床面積を割いてパントリーを作るなら、使い勝手の良いものに仕上げたいところです。
そこで、今回は、パントリーを作った後で、もっとこうしておけばよかった、と後悔してしまいがちなポイントをまとめてみました。パントリーを作ろうかなと検討しているなら、読んでおいて損はないでしょう。
▼パントリーのアレコレをもっと詳しく!
完全版|パントリーのリフォーム・リノベーションのガイド〜種類・費用・事例まとめ〜
事例集ダウンロードはこちら
パントリーのありがち後悔ポイント1 棚板
まずは、パントリーで一般的な収納棚の、棚板についての後悔ポイントを見ていきましょう。
棚の奥行が深すぎた
たくさん置けるように、または、大きいものでも収納できるように、と棚板の奥行きをたっぷりとってしまったことで、使いにくくなってしまった、というパターンです。
食材や調味料は、片手で持てる程度のサイズが多いのではないでしょうか。奥行きの深い棚板とは相性があまりよくないかもしれません。
棚の奥のほうが見えにくく、手が届きにくいので、置いたものを忘れてしまったり、使いにくくてデッドスペースになってしまったりしがち。
一覧性をよくしておきたいパントリーには奥行き浅めの棚板がおすすめです。だいたい、30~45㎝ぐらいが使いやすいようです。
固定式棚にしてしまった
棚板の高さを変えられない、固定式にしてしまったことも後悔ポイントとしてよく取り上げられています。
しまう物や使い方をよくよく考えて棚板の幅を決めたとしても、使っていくうちに状況は変わってくることも十分あり得ます。あとからフレキシブルに調節できるように、多少コストは増えても、可動式の棚にしておくと、使いやすいパントリーを維持できそうですね。
パントリーのありがち後悔ポイント2 間取り
続いては、パントリーを作る位置や広さなど、間取りについての後悔ポイントを見ていきましょう。
パントリーにしまうまでが遠い
ペットボトルの飲料やお米など、重量のある食材も置いておくこともあるパントリー。買い物をして帰ってきたらパントリーまでが遠くて大変、という後悔ポイントです。
荷物の移動を考えれば、パントリーは、玄関からキッチンまでの動線上に作ると、スムーズに運び込みやすいでしょう。
キッチンからも玄関からも出入りできるようなウォークスルータイプのパントリーを作る間取りも、人気があるようです。
動線の邪魔になる場所だった
スペースがあるからとパントリーを作ったけれど、動線を邪魔する場所だった、ということも。家族がよく通る場所であったり、キッチンを使うときの動線が複雑になりすぎる場所であったりすると、使いにくくなりますね。
壁面収納タイプで扉が付いているのなら、扉を開け閉めするためのスペースにも注意が必要です。
パントリーを広くとりすぎた
ご家庭やライフスタイルによってはそれほど広いパントリーが必要ない場合もあります。キッチンに備え付けの収納で十分であることも。
まとめ買いなどをあまりしないのならば、パントリーよりも、キッチンのワークスペースやキッチンカウンターとしてスペースを使ったほうが満足度が高いキッチンになることもあるかもしれません。
パントリーのありがち後悔ポイント3 追加の設備
最後に、初めから付けておけばよかった、と思う設備の後悔ポイントを見ていきましょう。
コンセントが無い、足りない
パントリーにコンセントが無いのでキッチン家電が使えなかった、という話もよく耳にする後悔ポイントです。または、コンセントの口が少なくて、いちいちプラグを差し替えることになり使いづらい、という事例もあるようです。
コンセントがあれば充電もできますので、コードレス掃除機の収納場所をパントリーにしたり、レシピをチェックするタブレットなども充電しながら使ったりできますね。パントリーの用途を事前に検討した上で、コンセントの数は十分に取り付けておきましょう。
換気がうまくいかない
食材を保管しておくパントリーに湿気や熱がこもりがちになる、という後悔ポイントです。キッチンのコンロに近くて熱や臭いがパントリーにこもってしまうということも。
パントリーには、小窓や換気扇、排気口を付けておけるとよいかもしれません。また、扉を付けるならガラリ戸のように隙間があって換気しやすいドアもあります。
照明のオン・オフが手間
ウォークインタイプのパントリーなど、照明スイッチが個別になっていると、出入りのたびにスイッチをオン・オフすることになり面倒だ、という後悔ポイントです。
パントリーを使うときには手がふさがっていることも多いでしょうから、センサー付き照明で自動的にオン・オフできるようにしておくとストレスが減りそうです。
まとめ
パントリーのよくある後悔ポイントについて、紹介してきました。
あれこれ考えて決めたはずなのに、使い始めてみたら具合がよくない、ということは、どうしても出てくることかもしれません。
これからパントリーを作りたいと考えているなら、今回紹介したような後悔ポイントも参考にしてみてください。
▼パントリーのアレコレをもっと詳しく!
完全版|パントリーのリフォーム・リノベーションのガイド〜種類・費用・事例まとめ〜
事例集ダウンロードはこちら