誰でもわかるリノベ用語集468
■遮音等級(しゃおんとうきゅう)
「遮音等級」とは「しゃおんとうきゅう」と読みます。「遮音等級」とは建物の遮音性能のレベルを表す指標です。遮音等級には壁やサッシの遮音性能についての等級と、床についての遮音性能の2種類があります。
音とは音源から発したエネルギーが空気中に振動となって伝わることです。振動が人間の耳の鼓膜を揺らすと、音を感じられるのです。音には空気中を伝わる空気音と床や壁を伝って聞こえる固体音の2種類があります。
主な空気音は楽器の音や自動車の音などです。一方で主な固体音は上階の振動、電車の振動音、トイレの排水音などがあります。
音源からの音が空気中を伝わるときに音源と音との間に壁があると、聞こえる音が小さくなるでしょう。音の伝わりを遮断することを遮音と言います。住宅で遮音性能の効果を期待できるのは、外壁、内壁、床、窓などです。
空気音の遮音性能等級は「D値」です。等級が大きくなると、遮音性能が優れていると言えます。一方で固体音の遮音性能等級は「L値」です。
床の遮音性能には重量衝撃音(LH)と軽量衝撃音(LL)の2種類の性能があります。子どもが飛び跳ねたり、走り回ったときの発生する音は重量衝撃音、物が落下したときや椅子を引きずったときの音は軽量衝撃音です。L値の場合は、等級が小さく無くと遮音性能が優れていると言えます。
遮音性能を高めるには建物の気密性を挙げる、サッシの形状に注意する、換気扇からの音を防ぐ、断熱材を利用するなどがあります。
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