誰でもわかるリノベ用語集698
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■支持脚(しじきゃく)
「支持脚」とは「しじきゃく」と読みます。支持脚とはスラブと床を支える脚のことです。マンションや団地の床を接地する際に用います。
マンションの広告を見ると床についての情報が記載されており、二重床と書かれている場合があります。二重床とは一般的に乾式二重床のことを指しており、防振ゴムのついた支持脚で床のパネルを支えているのです。
乾式二重床には置き床と固定床の2種類が存在します。置き床とはコンクリートスラブの上に支持脚を置いて床を支えるシステムのことです。部屋の周囲に角材を組み合わせた根太があり、根太で床を支えています。
固定床とは支持脚をコンクリートスラブに固定したシステムのことです。防振システム根太を設置すれば下の階に伝わる振動を最小限に抑えられます。固定床で使用する防振システム根太は接着剤で固定します。
置き床と固定床には耐震性にも違いがあります。置き床はコンクリートスラブに固定されていない場合があり、強い揺れが生じた場合には床に大きな影響を与えることがあります。一方で、固定床はコンクリートスラブに接着されており、強い揺れが生じた場合にも床への衝撃を吸収します。
二重床で使用する支持脚にはさまざまなタイプがあります。主なタイプとしてマルチフロアー用、遮音タイプ支持脚、補強用支持脚、合板タイプ、台板タイプ、ウッドデッキ用、ミニタイプなどがあります。建物の状況や構造に合わせてタイプを選べるでしょう。
(参考:床良しセミナー「二重床に2通りあり〜置き床、固定床の違いとは」)
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