チェストを日本語で表すと「整理タンス」といわれることがあります。日本ではタンスのように引き出し式の収納家具をチェストと呼ぶことが多いでしょう。リビングや寝室、書斎、クローゼットなど、いろいろな部屋で使われるチェストは、デザインや材質、サイズなどもバリエーションが豊富。では、「インダストリアル」なお部屋に合うチェストはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、インダストリアル調チェストを紹介していきます。大手量販店で販売されているものや、ヴィンテージ風のものなど様々。お気に入りを見つけてください。
参考:LIFULL HOME’S「不動産用語集 チェスト」
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大手量販店で見つかるインダストリアル調チェスト
インダストリアル人気を反映して、イケアやニトリなど大手量販店でもインダストリアル調を意識した商品を取り扱うようになりました。
イケア「ニッケビー」
イケア「ニッケビー」は引き出しが4つと2つ、2種類のインダストリアル調チェストをラインナップしています。フロントや側面にあしらわれたパンチングメタルが特徴ですが、スマートなフレームが用いられていますので、無骨さはそれほど感じられません。ゴリゴリのインダストリアルだけでなく、いわゆる塩系のインテリアにもマッチしそうです。
写真のグレーグリーンなら同色の洋服ラックもありますから、クローゼットやベッドルームでも活躍してくれそうです。
ニトリ「ステイン」
ニトリのインダストリアル調インテリア「ステイン」シリーズは、サイズ違いで3種類のチェストをラインナップ。フロントはヴィンテージウッド風、サイドやトップはブラックでまとめられています。うれしいのは全段スライドレール付きで使い勝手が良いところ。価格の面でもニトリならではというコスパの良いものとなっています。
ステインシリーズにはソファやデスク、ベッド、テレビ台などもラインナップされており、一人暮らしのスタートにもピッタリです。
ヴィンテージテイストがたまらない!インダストリアル調チェスト
インダストリアルと相性バツグンのヴィンテージ輸入家具ですが、一点ものですぐ売り切れてしまったり、状態の良いものは価格が高かったりすることが難点です。そんな場合に頼りになるのが「ダルトン」。1988年の創業以来、ヴィンテージ感のある家具や雑貨を世に送り続けています。
ダルトン「ドロワー2・COLUMNS BY 5」
HAGSアイテム:「ドロワー 2 COLUMNS BY 5」
アメリカのオフィスにありそうな、レトロなデザインのチェスト。A4サイズが収納できる引出しは、細々としたものだけでなくTシャツなどの収納も可能となっています。仕上げはRAWとアイボリーの2種類ですが、インダストリアル志向なら注目はRAW。サビやスレのユーズド加工をほどこしてありますから、新品を購入した時からヴィンテージ感を楽しむことができます。
ダルトン「ドロワーMETAL」
50cm以上の幅でたっぷり収納の引出しがヨコに2つ並ぶ、存在感のあるチェストです。タテ2段の「2 BY 2」と3段の「2 BY 3」の2種類がラインナップされています。2021年4月現在、仕上げはRAWのみの「ドロワーMETAL」ですが、ダルトンは他にもRAW仕上げのアイテムをラインナップ中。チェアやスツールとそろえることで、ヴィンテージ感のあるインダストリアルのコーディネートになるでしょう。
参考:ダルトン「2 BY 3 METAL DRAWERS RAW」
アクセントにウッド!インダストリアル調チェスト
メタルばかりではハードになり過ぎるという方に、おすすめしたいのがウッドを効果的に用いたチェストです。インダストリアルな雰囲気を損なうことなく、インテリアに温もりを加えてくれます。
ライフファニチャー「チェスト IRON WOODEN DRAWER」
HAGSアイテム:「チェスト・IRON WOODEN DRAWER」
インダストリアルなインテリアが得意な「ライフファニチャー」。アイアンとラフに仕上げたマンゴー無垢材の、コンビネーションが楽しいチェストです。引出しは全て同じサイズですから、写真のように上下で使い分けるだけでなく、市松模様のように組み合わせることも可能。同シリーズでTVボードも発売されています。
「チェスト Simon シモン」
一見するとヴィンテージ感のあるメタル製チェストのようですが、実はパイン材に塗装をほどこしたものという、遊び心のあるチェストです。同デザインでデスクも作られていますので、コーディネートも楽しめます。
まとめ
量販店で販売されているものから、素材の質感にこだわったものなど、インダストリアル調チェストを色々と見てきました。インダストリアル調のインテリアでは、メタルやウッドの素材本来の表情を感じられるチェストが高相性です。
カラーだけでなく質感も追求したいと感じたら、後半で紹介したような本格的なものチェストに挑戦してもいいですね。良いものを使っていると、経年のキズも味として、末永く楽しむことができるでしょう。
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