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インダストリアルな寝室を作る。押さえておきたい4つのポイントとは

インダストリアルは、無機質で武骨ながらもクールな雰囲気を持つデザインです。カフェやレストランなどでもよく見かけますが、最近ではリビングや寝室にインダストリアルのスタイルを取り入れる方も増えているようです。また、インダストリアルは素材を変えるだけでも雰囲気を変えられるので、リフォームが苦手な方にもおすすめです。

今回の記事では、インダストリアルの寝室を作るときに押さえておきたいポイントを4つ紹介します。参考例も紹介していますので、記事を一読すればアレンジのヒントが見つかるかもしれません。インダストリアルに興味のある方は、この記事を参考にしてください。

寝室にインダストリアルを取り入れるためのポイント

インダストリアルには工業や産業という意味があり、工場や工業地帯が持つ無機質な雰囲気にするのがコツと言われます。しかし、工業地帯のような武骨な雰囲気と言われても具体的なイメージを描くのは難しいでしょう。ここでは、誰でも簡単にインダストリアルインテリアを取り入れることができる4つのポイントを紹介します。

ダークカラーでまとめる

インダストリアルの基本の色はブラック、グレー、ブラウンなどのダークカラーが中心です。薄いピンクや薄いブルーなどのパステルカラーはできるだけ避けた方がよいでしょう。

ただし、あまりにもダークカラーを使いすぎると部屋全体が暗くなってしまいます。特に壁全体をブラックで統一すると、部屋が狭く感じるでしょう。居心地のよい部屋にするには、ホワイトをアクセントカラーとして用いるのもおすすめです。

寝室は疲れた体を休める部屋です。リラックスしやすい部屋にするためには、ベッドの色にもこだわりたいもの。温かみを感じる寝室にしたい方は、ダークレッドのベッドカバーはいかがでしょうか。涼しさを感じる寝室にしたい方は、ダークブルーのベッドカバーもおすすめです。生活感を抑えた寝室にしたい方は、ブラックやホワイトのベッドカバーがよいでしょう。

ヴィンテージウッドやスチールなどの素材を取り入れる

ベッドやテーブルなどの家具を置くときには、木材や金属などの素材を使っているタイプを取り入れましょう。木材を使用した家具を選ぶ場合、ヴィンテージ感のあるタイプがおすすめです。照明を選ぶ際、メタリックなフロアスタンドや裸電球のペンダントライトならクールでおしゃれで部屋に変えられます。

インダストリアルの家具を寝室に設置する際には、テーマをひとつに絞るようにしましょう。部屋全体を木目調にする、レザー調にするなどのテーマを決めておくと統一感が生まれてまとまりのある部屋にも変えられます。

観葉植物を取り入れる

植物は光を浴びることで光合成を行い、二酸化炭素を吸収して酸素を排出します。寝室に観葉植物を置くことで、森林浴と同じような効果も得られます。また、インダストリアルのデザインは観葉植物との相性がよく、よりスタイリッシュな部屋に変える効果も期待できます。部屋の隅や窓際に観葉植物を設置して、居心地のよい空間にしましょう。

注意点として、観葉植物の多くは昼間に光合成を行うので寝室向きとは言えません。サンセベリアなどの夜間に酸素を放出する植物を選ぶのがおすすめです。

ブラインドを設置する

窓まわりのインテリアアイテムとしてカーテンやブラインドがあげられます。インダストリアルのスタイルにしたい場合、柔らかな印象を与えるカーテンよりもシャープでスタイリッシュなイメージを与えるブラインドがおすすめです。また、ブラインドはコンクリートやスチール素材の家具とも相性がよく、統一感のある部屋にしやすいでしょう。

最近では、フラットな木材でできているウッドブラインドも販売されています。部屋全体を木目調でまとめたい方はウッドブラインドもご検討ください。

インダストリアルの寝室の例

インダストリアルのスタイルを取り入れた寝室にしたいものの、どのようにアレンジすればよいのか分からないという方もいるのではないでしょうか。ここでは、インダストリアルの寝室の参考例を紹介します。

スチール製のベッドを取り入れておしゃれな空間にする

1つ目の例はスチール製のベッドを取り入れた例です。白いレンガ調の壁にブラックのベッドフレームとホワイトのベッドカバーを使うことで、クールで清潔感のある雰囲気を演出しています。ナイトテーブルには木製の素材を使うことで、温かみも感じられるでしょう。

パレットベッドで無機質な空間にする

2つ目の例はパレットベッドを取り入れた例です。工場に使っているパレットをそのまま使用したような、ユニークな寝室になっています。壁はレンガ調になっており、パレットとの相性ともよいでしょう。

まとめ

 

インダストリアルの寝室を作る場合はダークカラーでまとめる、ヴィンテージウッドやスチールなどの素材を取り入れる、観葉植物を取り入れる、ブラインドを取り入れるなどのポイントを押さえましょう。ベッドを選ぶ際には、スチール製のベッドやパレットベッドもおすすめです。温かな雰囲気の部屋に変えたい方はダークレッドのベッドカバー、涼しげな部屋に変えたい場合はダークブルーのベッドカバーを取り入れるとよいでしょう。