手頃に理想の住まいを手に入れる方法として、中古住宅を購入してリノベーションするというのが人気です。リノベーションは、物件探し・プランニング・設計・施工と複数のフェーズを経て完成します。こうした一連の流れを一貫して行うのが、「ワンストップリノベーション」と呼ばれるサービスです。

今回は、そんなワンストップリノベーションにおけるリノベーションの流れを解説。ワンストップリノベーションのメリットについても紹介していきます。

最近話題のワンストップリノベーションとは？

中古住宅を購入してリノベーションする場合、大きく次の3つのフェーズで進んでいきます。

1. 物件探しをする
2. ローンを組んで物件を購入する
3. 実際に設計・施工を行う

これまでは、物件探しであれば不動産仲介会社、ローンを組む際には金融機関、設計・施工についてはリノベーション会社や工務店といった具合に、各フェーズのプロへ個別に依頼して進めるのが一般的でした。

ワンストップリノベーションは、これら3つのフェーズを一貫してリノベーション会社に依頼するのが特徴です。依頼する側からすると窓口を一本化できるため、余計な手間がなくスムーズにリノベーションを進められる手法と言えるでしょう。

オールワンストップリノベーションとパーシャルワンストップリノベーション

ワンストップリノベーションと一口に言っても、窓口となるリノベーション会社が自社で手がける範囲の違いで、「オールワンストップリノベーション」と「パーシャルワンストップリノベーション」の2つに分けることができます。

オールワンストップリノベーションとは

「オールワンストップリノベーション」は、リノベーションに係る3つのフェーズを窓口となるリノベーション会社が一貫して自社で手がけるワンストップリノベーションです。全て自社で完結するので、各フェーズでマージンが発生しない分、一般的なリノベーションよりもコストを抑えられるのがメリットです。

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パーシャルワンストップリノベーションとは

窓口はリノベーション会社に一本化しつつ、設計・施工など各フェーズの実施は外部の会社へ委託する形式のワンストップリノベーションが、「パーシャルワンストップリノベーション」です。ワンストップリノベーションでありながら契約は複数になるものの、それぞれのプロに任せられる安心感はメリットと言えるでしょう。

ワンストップリノベーションとそうでない場合の流れを比較

続いては、ワンストップリノベーションを利用する場合と、「不動産仲介会社に依頼して物件探し⇒リノベーション会社に依頼」する場合の流れを比較してみましょう。ここで紹介するのは一例ですので、実際には状況に応じて変わることもあります。

こうして比較すると、ワンストップリノベーションでは窓口がリノベーション会社に一本化されている分、全てのフェーズにおいてスムーズに進むことがわかります。

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ワンストップリノベーションのメリット

ワンストップリノベーションにおける流れを見てきたところで、通常の場合と比べたワンストップリノベーションのメリットを簡単に紹介していきましょう。

• 窓口を一本化できるので余計な手間を省ける
• 窓口を一本化できるので気軽に相談しやすい
• リノベーションプランを見据えた物件探しができ、予算をコントロールしやすい
• リノベーションプランを見据えた物件探しができ、ミスマッチが生まれにくい
• 金利の低い住宅ローン（一体型ローン）を使える

ワンストップリノベーションでは、物件探しの段階からプロであるリノベーション会社がサポートしてくれるので、検討当初から出来上がりをイメージすることができる点は大きなメリットです。

常にゴールを見据えた検討ができるため、最後までミスマッチが生じにくいのがワンストップリノベーションの魅力と言えるでしょう。

まとめ

今回は、ワンストップリノベーションにおける流れを通常の場合と比較して紹介してきました。

物件探しとリノベーション検討を別々に行うと、選んだ物件と希望するリノベーションの内容にミスマッチが生じたり、予算オーバーになってしまったりといった事態が生じるリスクがあります。プロのリノベーション会社が物件探しからサポートしてくれるワンストップリノベーションであれば、そうしたリスクを小さくできるかもしれません。

これから中古物件を購入してリノベーションを検討している人は、ワンストップリノベーションを手がける会社に相談してみてはいかがでしょうか。