インテリアとして、収納として、キャビネットは生活の中に欠かせない収納家具です。住まいに一つは置いておきたい製品ですが、たくさんありすぎて、どれを選んで良いか迷ってしまいます。
キャビネット選びで迷ってしまったら、色とデザインを優先して選ぶことをオススメします。「色」はインテリア全体をまとめる要素として大きく、「デザイン」はインテリアの質を向上させてくれます。この二つを念頭に選べば、きっと良いキャビネットに巡り会えるでしょう。
今回は、北欧風キャビネットの選び方についてお伝えします。
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キャビネットはリビングの置き家具に最適
キャビネットは、タンスのような形状の収納家具です。
収納力が高く、リビングにおいて小物類をしまったり、キッチンにおいて食器類を収納したりと、その用途に富んでいます。洋服を収納できる大型の物から、小物類を収納できる小型の物まで、中には3方ガラス張りのショーケースのようなタイプもあります。
キャビネットにもいくつか種類がありますが、大別すると扉のあり・なしで区別できます。
扉のあるキャビネットは、中身が見えないタイプの扉であれば、リビングにおいても気兼ねなく収納できます。よく使う小物や共通の書類など、とりあえずしまっておくのに最適な家具です。
扉のないタイプは、飾り棚として活躍します。また、扉がガラス張りのキャビネットも同様です。中が見えるので気に入った小物類を飾り、インテリアとして使えます。
キャビネットは、収納家具でありながら、様々な用途に使える利便性の良い家具です。
北欧風キャビネットのポイントは色とデザイン
キャビネットの種類は、デザイン性に優れたものがたくさんあります。特に北欧風のキャビネットを選ぶなら、色とデザインを大切にしたいところです。
色はインテリアに大切な要素です。木調であれ、鏡面仕上げであれ、まずは目に飛び込む色を大切にしましょう。デザインは、インテリアの一部として上質なデザインを選びたいです。
この二つについてもう少し詳しく解説しましょう。
インテリアと色の知識
インテリアの基本知識として、カラーコーディネートがあります。インテリア全体の色合いを3色に大別して組み合わせる方法です。
基本となるベースカラー70%、インテリアのメインとなるメインカラー25%、差し色に使うアクセントカラー5%を目安で組み合わせます。
以下は、北欧風のインテリアのように組み合わせの例です。
- ベースカラー:白 や 薄いグレー
- メインカラー:茶色
- アクセントカラー:緑 赤 など
キャビネットは、メインカラーorアクセントカラーにあたるので、茶色やグレー、グリーンなどを選ぶと良いでしょう。しかし、あくまでも全体の色味に合わせて揃えましょう。
インテリアの色使いはこちらも参考にしてみてください。
キャビネットのデザインは「脚」がポイント
キャビネットのデザインもインテリアに欠かせない要素です。インテリアとして他の家具と合わせる場合のポイントは「脚」です。
テーブルや椅子、ソファーやテレビボードなどの様々な製品がありますが、インテリアを統一する上で欠かせないのが「脚」を揃えることです。家具の脚を揃えるだけでインテリアとしての統一感が高まります。
オシャレな北欧風キャビネットの実例
ここから実際にインテリアとして取り入れているキャビネットの実例をご紹介します。
テレビボードの兼用として
テレビボードを兼用してキャビネットを配置した例です。上質なデザインと統一された色使いが、インテリアの質の高さをうかがわせています。家具として、脚が揃っているのも統一感を生み出しています。
使い勝手の良いキッチンキャビネット
キッチンキャビネットでも、扉を壁と同じ質感で揃えた珍しいキャビネットです。できる限り物を見せたくないというコンセプトが見え、キャビネットとしてかなり完成度の高い製品です。
上質なキャビネット
中段にオープン棚を持つ少し変わったキャビネットです。全体の木目の質感と色合い、線の細さがすてきな北欧家具であることが分かります。
ガラスの引き戸がオシャレなキャビネット
フレームは黒で塗装されていますが、中の棚は木調でとてもオシャレに見えます。下段は引き出し、上段は棚と使い勝手も良さそうです。ガラス扉も珍しい引き戸タイプです。
まとめ
今回は、北欧風キャビネットの選び方についてお伝えしました。
キャビネット選びの際に迷ったら、色とデザインを念頭に選んでみてください。今回の選び方がすこしでもお役に立てればと思います。
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