快適な暮らしを続けるためには定期的なリフォームやリノベーションが重要と言われます。高額な工事費用がかかるものもありますが、補助金や減税措置を利用すれば工事費の一部支給や減税などの制度も適用されます。
今回の記事では、階段のバリアフリーのリフォームやリノベーションで活用できる補助金・減税措置について詳しく解説します。適用を受ける際の注意点についてもまとめましたので、リフォームをお考えの方は参考にしてください。
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補助金と減税措置の違い
リフォームやリノベーションに関する優遇制度は、大きく分けると補助金と減税措置の2種類です。名前は聞いたことがあるものの、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。はじめに補助金と減税措置の違いについて見ていきましょう。
補助金とは
補助金とは返済不要のお金を支給する制度のことです。国や地方自治体では資産性を持った住宅の普及を推し進めており、一定の要件を満たしたリフォームやリノベーションについて補助金支給を適用します。
減税措置とは
減税措置とは優遇税制が受けられる制度のことです。一定の要件を満たすリフォームやリノベーションに対し、所得税、固定資産税、贈与税、登録免許税、不動産取得税などの優遇が適用されます。工事の内容によって受けられる減税や税率が異なるので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
どのような工事で補助金や減税措置が受けられる?
補助金や減税措置の適用が受けられるのは、性能向上を目的としたリフォームやリノベーショとされます。具体的には、耐震性、省エネ性、バリアフリーなどに関係した工事が主な対象です。ただし、対象は変わることもあるので、業者に依頼する前に確認するのがよいでしょう。
補助金や減税措置を適用できる階段のリフォームやリノベーション
バリアフリーを目的としたリフォームやリノベーションなら補助金の支給や減税措置の適用を受けられる可能性があります。ここでは、階段に関するおすすめのリフォームやリノベーションを紹介します。
階段のリフォームやリノベーション
階段は毎日利用する場所のひとつですが、昇降に不安を感じるという方もいるようです。安心して利用できるように、手すりの設置や階段の掛け替えを検討してみましょう。
手すりを設置すれば滑りそうになったときや転びそうになったときでも体を支えられます。転落による打撲や骨折などの危険も回避できるでしょう。階段の勾配がきついと感じる方には掛け替えがおすすめです。リフォームやリノベーションで段数を増やしたり傾斜を緩めたりすれば、安心して利用できます。工事費用は以下の通りです。
玄関のリフォーム・リノベーション
玄関も階段と同じように毎日利用する場所です。車椅子やシニアカーを利用する方は、玄関の階段部分にスロープを設置するのもよいでしょう。また、玄関部分に手すりを設置したり照明を取り付けたりすれば、外出時にもより安心できます。工事費用は以下の通りです。
補助金や減税措置を利用する際の注意点
バリアフリーのリフォームやリノベーションをしたものの、優遇措置を受けられなかったというケースも起きています。補助金や減税措置には期間や条件が設けられているので適用できるかを確認しましょう。ここでは、3つの注意点を詳しくご紹介します。
適用期間が設けられている
補助金や減税措置には適用期間が設けられています。特に補助金については、対象期間が短く設定されている制度もあるので注意しましょう。バリアフリーのリフォームやリノベーションを検討する際には、補助金に関する最新の情報をチェックしておくのがおすすめです。
利用条件が異なる
補助金については利用条件が異なっており、条件に当てはまっていない場合には適用を受けられない場合もあります。また、制度の中には着工前申請を必要条件としているケースもあります。着工後に申請をして支給を断られることがないように注意しましょう。
補助金や減税制度を理解していない業者も存在する
補助金や減税措置の制度は複雑です。業者の中には、バリアフリーリフォームに関する専門的な知識を持っていないところもあります。トラブルを避けるためにも、補助金や減税制度を理解している業者に相談するようにしましょう。
バリアフリーリフォームに強い業者を探すときには、過去の実績や得意分野も確認します。複数の業者をピックアップしたら、見積もりを依頼しましょう。
介護認定を受けている方についてはケアマネージャーに相談するのもおすすめです。おすすめの地元業者などを教えてくれることもあり、信頼できる業者探しのサポートも期待できそうです。
まとめ
補助金とは返済不要のお金を支給する制度のことで、減税措置とは優遇税制が受けられる制度のことです。バリアフリーのリフォームやリノベーションの中には、補助金や減税措置適用がされるケースがあります。
階段については手すりの設置や階段の掛け替えがおすすめです。玄関についても階段の脇にスロープを設置して、スムーズな出入り環境を実現してはいかがでしょうか。施工業者やケアマネージャーと相談しながら、リフォームを検討するとよいでしょう。
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