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有孔ボードをリノベーションに取り入れて、可変性のあるオリジナルを楽しむ

DIYの人気アイテムの1つである有孔ボード。家づくりに興味を持ち始めた方々は、有孔ボードを使ったオシャレな収納やディスプレイを目にする機会も多いのではないでしょうか。有孔ボードはホームセンターや100円ショップなどで購入でき、手軽に好みのディスプレイを楽しめるアイテムとして人気を集めています。壁の仕様の1つとして、壁一面に有孔ボードを取り入れることも可能です。

リノベーションで広範囲に渡って有孔ボードを取り入れることで、整然とした印象の空間を演出し、手軽に空間に変化を与えていくことができるようになります。有孔ボードの特徴や取り入れ方、活用方法について、有孔ボードを取り入れたインテリアの画像と併せてみていきましょう。

有孔ボードとは等間隔で小さい穴が開いている板

有孔ボードはペグボードやパンチングボードとも呼ばれます。吸音のために使用されることもある資材です。ドリルやドライバーを使わなくても、すでに開いている穴を利用していろいろなものを取り付けることができるため、DIYの定番アイテムにもなっています。

また、有孔ボードに関連した便利な商品もたくさん販売されています。例えば、穴に入れて引っ掛けるだけのフックや、それを応用したリングフック、ホルダー、またブックシェルフ等のアクセサリーがあります。
リノベーションで有孔ボードを広範囲に取り入れることで、オリジナルな壁面をつくれます。用途に合わせて、壁面の使い方を継続的に変えていきやすいでしょう。

有孔ボードで使い勝手の良さと華やかさをキッチンにプラス

住んでいるうちに物が増えやすい場所の1つがキッチンです。食器や調理器具、調味料など、徐々に増えていくことも多いのではないでしょうか。有孔ボードを使った壁面収納であれば、可変性があり、物量に合わせて柔軟に対応できるでしょう。

食器には凝ったデザインのものも多く、並べておくだけで素敵なインテリアになることもあります。有孔ボードを使って棚を設置し、食器をディスプレイするのも良いでしょう。お皿やコップを複数個並べると、連続性が生まれてオシャレに見えるといったこともあります。

キッチングッズの中にはフォルムや色などにこだわりをもった物も多いので、これらを見せる収納にするのも良いですね。せっかく買ったキッチングッズも、戸棚の奥に収納してしまうと使わなくなってしまったということもあります。見せる収納にすることで、キッチングッズも活用しやすくなるでしょう。

キッチンでは火や水を扱うため、有孔ボードを取り入れる際は安全面に注意が必要です。リノベーションで取り入れる場合は、依頼する会社にプランニングの段階で相談しながら進めていくと良いでしょう。また、その段階から相談することで素敵なアイディアをもらえるかもしれません。

有孔ボードを使ってつくる、趣味を楽しむディスプレイコーナー

住まいに趣味を楽しめるスペースをつくりたい場合にも、有孔ボードを活用してみてはいかがでしょうか。廊下の一角にデスクコーナーを設けたり、リビングに趣味のスペースを設けたりと、部屋全体ではなく限られたスペースでオリジナルな空間をつくる際にも有孔ボードは使いやすいアイテムです。

例えば、裁縫が趣味であればミシン糸などを有孔ボードにきれいに並べたり、絵葉書を描くのが趣味であれば絵葉書を描くためのアイテムや作品を並べたりできます。壁を有効活用して、使い勝手が良くて見るのも楽しい趣味のスぺースをつくれます。作業台から天井付近まで大胆に有孔ボードを使用していると、並べられる物が多くなるうえ、すっきりしたレイアウトを組むことができる場合もあります。

リノベーションの定番「玄関土間」と相性の良い有孔ボード

アウトドアグッズはキャンプなどで使用するものだからと見えないところにしまっているというケースもありますが、あえて見せる収納にして普段から見て楽しむのも1つです。

アウトドアグッズを玄関土間に飾りながら収納するという手法は、アウトドア好きの方もよく取り入れています。キャンプ用品や自転車、リュックや帽子などの小物類、子どものストライダーなども有孔ボードを使ってディスプレイすると、雰囲気を変えてくれます。アウトドアグッズを外に持ち出しやすく、収納しやすくなるのもメリットです。

おわりに

有孔ボードはDIYでも人気のあるアイテムです。有孔ボードに関連したアクセサリーも豊富にあるため、必要に応じて取り入れ、オリジナルで使いやすい空間づくりを楽しみましょう。

DIYで有孔ボードを取り入れるのはもちろん、リノベーションによって広範囲に有孔ボードを取り入れるのもおすすめです。有孔ボードを上手に使って、収納の悩み解消や趣味のスペース確保、オリジナルな空間づくりに役立ててみてはいかがでしょうか。

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