大型の壁面収納テレビ台を検討するにあたっては、高額であることや、いったん設置してしまうと撤去するのも大変で、簡単には後戻りができないという懸念から、踏み切るのがなかなか難しかったりします。
一方で、壁掛けのスタイリッシュさに憧れるものの、実際どうなの?と、どこか遠い世界のようなイメージがあったりもするでしょう。
ここではまず、壁面収納テレビ台のメリットとデメリットをお話しします。次に、愛用者が近年急増しているという、壁掛けテレビのメリットとデメリットをお伝えします。従来のテレビ台を上回る魅力は、それぞれにあるのでしょうか?
事例集ダウンロードはこちら
壁面収納テレビ台を使う
壁面収納テレビ台とは、テレビも収納できる巨大な収納家具のこと。それだけ大迫力だと価格もさぞかし高価と思いがちですが、Yahoo!ショッピングなどを見ていると3万円を切るくらいの価格から購入できますから、人気が高いのもうなずけます。
壁面収納テレビ台のメリット・デメリット
それでは壁面収納テレビ台のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット・強力な収納力
まずあげられるのは、テレビの上部というデッドスペースを利用した強力な収納力です。CDやDVD、本などを大量に所蔵している方にとって、収納力は大きなメリットでしょう。とはいえ壁面収納テレビ台は薄型に造られていますから、思ったより収納力が弱いという声もちらほら。購入する前に、テレビやAV機器以外の何を収納するかを決めておくことが、強力な収納力を活かすコツになります。
メリット・見た目がカッコいい
機能的な壁面収納テレビ台はカッコいいものですし、スッキリと収納されたリビングは気持ちがいいものです。巨大な壁面収納テレビ台は空間をスタイリッシュにしてくれます。とはいえ、空間が支配されてしまうというある意味危険な側面もあります。見た目がチープなものを選んでしまうと、せっかくのリビングに残念なムードがただよってしまうでしょう。購入前に現物を確認することをおすすめします。
デメリット・見た目に圧迫感がある
想像以上に圧迫感が出てしまうこともあるのは、壁面収納テレビ台のデメリットです。小さな部屋に入れてしまうと、それだけでお腹が一杯になるような存在感を発揮してしまうかも。購入前に想像力を働かせて、頭の中でシミュレーションする必要があるでしょう。
デメリット・模様替えができない
一旦、設置してしまうと大きすぎるため、別の場所に動かせないというケースはよくあります。気軽に模様替えもできませんし、テレビの位置も移動させることはできません。壁面収納テレビ台によっては、大きなテレビに買い替えることもできない場合がありますから、購入前に確認しておきましょう。
壁面にテレビを掛けて収納する
壁面収納テレビ台と同様に、人気が高まりつつあるのが壁面にテレビを掛ける収納方法です。以前は壁に補強が必要になるなどハードルが高かったのですが、近年はずいぶん手ごろになったもの。室内の好きなところに柱を立てることができる「ラブリコ」にも壁掛けテレビ用キットがラインナップされ、人気になっています。
壁掛けテレビのメリット・デメリット
それでは壁掛けテレビのメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット・見た目がスッキリする
テレビの上下に物がないということは、想像以上にスッキリするものです。掃除する手間もはぶけますし、見た目もスタイリッシュ。薄型テレビが普及した現代だからこそ、楽しみたいテレビの壁面収納です。
メリット・地震に強い
何らかの台に置いたテレビと比較すると、地震の影響を受けにくいのも壁掛けテレビのメリットです。ラブリコなどを利用したDIY的なものは別として、壁掛けテレビ用の金具は大抵、より厳しい試験を突破したものばかりです。落下たテレビでケガをする可能性が下がるのは、大きな安心といえるでしょう。
デメリット・収納力がゼロ
AV機器すら収納するスペースがないのは、壁掛けテレビの大きなデメリットです。横に専用のラックを置くなど工夫が必要になるでしょう。
デメリット・ケーブルが見える
アンテナやAVケーブル、電源などが目についてしまうのも、壁掛けテレビのデメリットです。せっかくのスタイリッシュな見た目も、はみ出た配線で台無しと感じてしまう方も多いでしょう。モールで隠すなどの工夫が必要になるでしょう。
いったん設置するとテレビが移動できない
ラブリコなどを利用する場合は別ですが、壁掛けテレビにしてしまうと移動できないデメリットがあります。金具で壁掛けにしている場合はテレビを買い替える際に、金具ごと交換する必要があるかもしれません。
まとめ
壁面収納テレビ台と壁掛けテレビ、それぞれのメリット・デメリットを見てきたのですが、高い収納力を求めるなら壁面収納テレビ台、スッキリした見た目を求めるなら壁掛けテレビ、とまとめることができます。
そして、それぞれの中間になるのが従来のテレビ台となります。壁面ほどではありませんが、そこそこ収納力があり、壁掛けほどのスッキリ感はないが、壁面ほどの圧迫感もない丁度良さ。置き型なので設置や撤去も比較的手軽がゆえに人気も高いというわけです。
これらの特徴とインテリアのバランスを踏まえて、テレビ台を検討してみてはいかがでしょうか。
事例集ダウンロードはこちら