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隠れ家風にもオフィス風にも!書斎本棚の費用相場や工期とは

テレワークの拡大により、関心が高まる自宅の書斎、ワークスペース。ノートPCが置けるデスクとチェアさえあれば仕事はできるかもしれませんが、本棚があればさらに便利に使えるようになります。

今回は、書斎収納の定番、本棚について、費用や工期をお伝えした後、いろいろなタイプの本棚を事例で紹介していきます。

本棚リノベーションをもっと詳しく。
完全版|本棚のリフォーム・リノベーションのガイド〜種類・費用・事例まとめ〜

書斎の本棚には機能性とこだわりを詰め込みたい

書斎は、仕事場として使えば一日の中の多くの時間を過ごす場所になり得ます。また、家族と暮らす家の中では、一人で独占的に使える貴重なスペースであることも。

書斎の収納といえば本棚が思い浮かびますが、いろいろなタイプの書斎・ワークスペースがあるように、それに合わせた本棚もいろいろなデザインやサイズ感のものがあります。

個室の書斎なら、天井まで高さを使った壁面本棚をイメージする方も多いかもしれません。書籍以外にも雑貨やデジタル機器類も収納できる大容量の本棚があると、使う物が多い書斎でも片付いた状態を保てそうです。また、使いやすい高さにコンセントを設置しておくと充電にも使えて便利です。

リビングなどの一角に書斎スペースを作るリフォーム・リノベーションも人気ですが、個室ほど広いスペースが取れないことも多いでしょう。合わせて本棚も省スペースで実現したいもの。壁付けのデスクなら、デスクの上の壁面にオープン棚を2,3段取り付ければ本棚としても使えます。

また、背の高い本棚を間仕切りのように使って書斎スペースをゾーニングするアイデアもあります。背板のないオープンタイプなら、大きさがあっても圧迫感を少なくでき、また、コンセントからコードを通すときにも便利です。

リビングなど人の目に触れる場所に書斎があるなら、本棚もインテリアとして馴染むものを選びたいところです。オープン棚で雑然とした印象になるのが心配なら、フラップ扉の据え置き型シェルフで隠す収納を取り入れてみるのもおしゃれです。

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書斎の本棚の費用相場や工期は?

個室の書斎で、壁一面に本棚を造り付ける場合、約15万円~20万円が一つの目安といえそうです。好きなデザインで職人に作ってもらうオーダー家具は、費用がより高くなります。6畳程度の広さの部屋でシンプルなデザインの収納棚を壁一面に作る場合、約20万円~30万円とも言われます。

家具量販店などのシステム収納家具を組み合わせるなら、壁一面の収納で20万~80万円程度といわれますので、サイズが小さければより少ない費用で本棚を設置できるでしょう。また、DIYで壁付けの棚を設置することでも本棚を作れます。取り付けを自分で行えば、費用を抑えることもできます。

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工期はおおむね1日以内で完成することがほとんどですが、サイズやデザイン、施工する場所の形状などによっては長くなることも考えられます。事前に専門家に相談したいり、いくつかの施工業者に見積もりを取ったりするなどして、費用と合わせて確認するようにしましょう。

・参 考
ハピすむ「本棚リフォームで本収納の悩みを解決!リフォーム&収納アイデア5選」

&ART「壁本棚は本好きな方にぴったり!自分だけの図書館を自宅に作ろう」

書斎の本棚のおしゃれ事例をピックアップ

事例1)明るい色の木材がぬくもりを感じさせる本棚

デスクとセットで造り付けられている壁面本棚です。明るい色の木材があたたかみも感じさせてくれます。梁の高さまである本棚は収納力抜群。押し入れとクローゼットを統合して作られた細長い形の書斎ですが、デスクの横に本棚を配置してスペースを上手に使えるレイアウトになっています。

・事例:「vol.35【リノベ|インタビュー】3LDK→1LDKで「広いリビングと書斎とWTC」」

事例2)クローゼットの一部を使った書斎

こちらの書斎は、実はウォークスルークローゼットと兼用の間取りになっています。写真手前から右側へ抜ける通路の途中に、天井まである棚が作りつけられています。書斎スペースは奥のデスクのある部分で、向かって左側の壁にブラケットと棚板で作った壁面収納が設置されています。

深みのあるブラウンで統一された木材が落ち着きのある雰囲気を作りつつ、白いクロスとの組み合わせることで重さを感じさせないレイアウト。バランス感覚が見事ですね。

・事例:自分だけの空間、がある暮らし。」

事例3)可動式の壁面棚で変化に対応

リビングの一角にあるこちらの書斎スペースは、腰壁で区切られたオープンタイプの書斎です。リビングを向いて設置されたデスクの背面に、可動式の壁付け棚が取り付けられています。

横に長く作ったデスクは、将来はお子さんの学習スペースとしても想定しているそうです。写真では雑貨がディスプレイされている壁面の棚ですが、可動式になっているので、ライフスタイルの変化に合わせて使い方を変えていくこともできます。

・事例:「【リノベ|インタビュー】まさかリノベをするなんて!「こだわりが日常の活力になる」家づくり」

事例4)コンパクトにこだわりを詰め込んで

リビングの壁を凹ませてつくられたミニ書斎です。2段の棚がデスク上部に設置されています。白いクロスと明るい色の木材でナチュラル感あふれるスペースになっています。立ち上がればすぐ手が届くところに収納があるので、動線もコンパクト。無駄のないレイアウトと言えます。

・事例:「オーダーメイドキッチンが光る部屋」

まとめ

書斎の本棚について、ご紹介してきました。書斎やワークスペースの収納といえば本棚ですが、その形は多様です。狭いスペースでも壁面を活用するなど、十分な収納力を持つ本棚を作ることもできます。費用相場や工期を考慮しつつ、書斎スペースの広さや間取りに合わせて使いやすい本棚を工夫してみてください。

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