リフォームを考えている場合、どこの業者に任せるかは悩みどころではないでしょうか。どうやって調べますか?ネットですか?ネットはすぐに調べることができますよね。だからこそ、この記事を読んでいただいているわけです。でも、ネットに出ている業者は、必ずしも施工主の近くにいるとは限りません。
新聞などに挟まれているチラシの場合、実際に注文主の家に来れる業者である場合がほとんどです。施工できないエリアにわざわざチラシを配ることは無駄ですからね。
チラシを見て、自分の条件にあった記載がなされている場合、その業者に頼むことになりそうです。でも、ここで注意が必要です。チラシに書いてあることと、実際に請求される額、実際の施工とは隔たりがある場合も多いという話もよく耳にします。
「チラシには安く書いてあったのに、予想外の額を請求された」とか「リフォーム工事の出来栄えがチラシの写真とは全然違っていた」なんてことになってしまったらかなり面倒です。もちろん「私は、チラシに書いてあった金額以上、お支払いするつもりは毛頭ございません。あなたが提示した額だからこそ請負契約を締結したのです」と毅然とした態度で断ればいいようにも思えますが、実際問題としてかなり難しいのではないでしょうか。やはり、トラブルは事前に回避するのが一番でしょう。
そこでこの記事では、リフォーム工事を請け負っている業者の質をチラシから読み解くポイントを紹介します。
どのようなリフォーム業者がチラシを入れるのか
先ほど、チラシに安く書いてあったのに思いのほか高かったとか、写真と違っていたと書きました。ただ、業者が顧客を引き付ける場合、チラシに多少大げさに書くことは仕方のないことかもしれません。それに、業者も、会社として営業を続けていくには顧客と良い関係を保ちたいと考えるのが普通です。ですから、チラシに書いてある業者は多くの場合、悪徳ではないでしょう。
ただ、そうであっても、トラブルが多い業者と言うのは確かに存在します。そこで、以下、リフォームのチラシから、優良業者かそうでないかを見抜くポイントをいくつか紹介していきます。
リフォームチラシに記載されている住所をチェック
優良業者、信頼できるリフォーム業者は、チラシに自分の会社の住所をしっかりと記載しています。また、グーグルマップなどで検索した場合、業者の名前が地図に表示されてると、その業者は信頼できると言えるでしょう。
逆に言うと、住所の記載が大雑把な地域しか書いてなかったり、Googleで検索しても、その住所が空地とかだったりした場合には、警戒したほうがよいかもしれません。顧客が店舗に来られたら困ることをやっている可能性があるからです。もしくは、短期間で荒稼ぎして、また違う地域に行ってしまう可能性もあります。ずさんなリフォームを行い、顧客が「どうもおかしい」と店舗に訪れたところ、アパートの一室だったり、そもそも、チラシに書いてあった場所に店舗などなかった場合もあるようです。
ですから、チラシの住所をチェックすることは、そのリフォーム業者が信頼に足る業者かそうでないかを確かめるうえでとても大切と覚えておいてください。
リフォームチラシに書かれている業者を検索してみる
業者名を検索してみることもおすすめです。口コミはもちろんのこと、本当に信頼できる優良業者であれば、社会貢献活動等を行っている場合もあります。
もちろん、業者自身が自分で自分の会社の良い口コミを流していることも考えられます。ですから、この場合、信用に値する情報は、その業者と利害関係のない第三者、例えば新聞社のホームページで肯定的に評価されている記事等が信頼に値する情報とも言えるでしょう。
リフォームチラシに掲載されている金額をチェック
リフォームチラシを見て、破格の金額が記載されていると、これはチャンスと思いがちです。「今だけ!」とか「締め切り間近!」とか書いてあると、すぐに飛びつきたくなるかもしれません。そして、いざ、契約して、リフォームの代金を支払う段階でかなりの額を要求されたりします。
「チラシに書いてあった金額と違う」と抗議したところで「あれは工賃を抜いた額だから」とか「諸経費は別途記載してますんで」とか言われて、結局他のリフォーム業者より高い金額を支払う羽目になることもあります。ですから、リフォーム業者のチラシに書いてある金額が、他の業者と比べてあまりに安い場合、後になって高額な工賃等を請求されることがあるかもしれません。
このような事態を避けるため、事前にリフォーム代金の相場を把握しておきましょう。相場は、他の業者が似たようなリフォーム工事をいくらでやっているか調べることで把握できます。チラシに記載されている金額が相場の半額以下だった場合、その値段で顧客を釣って、後になって高額な代金を請求する可能性もありますので、要注意でしょう。
リフォームチラシに有資格者の記載があるか
チラシに有資格者が記載されているかどうかもポイントです。たとえば、建築士やインテリアコーディネーター、そして一級塗装技能士などの有資格者がスタッフにいると、かなり信頼できる業者と言えるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。チラシというと軽く見がちですが、本当に色々な情報がつまっているということがお分かりいただけたでしょうか。住宅リフォームは、何度も行うものではありません。チラシは慎重にチェックして、信頼できる業者を見つけてくださいね。