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フローリングのリノベーションはDIYと業者ではどっちが良い?それぞれのメリット・デメリットを解説

フローリングのリノベーションは、一般的には業者に依頼することが多いですが、DIYで行うことも可能です。

DIYで行うのなら、必要な手順の確認や、道具や材料の準備をしなければなりませんし、業者に依頼するのであれば、業者選び、見積もり依頼を行う必要があります。

DIYで行えば自分のペースで好きなように出来そうですし、予算も抑えられそうです。対して、業者に依頼することで、短期間で満足のいく仕上がりが期待出来ます。

そこで、今回はフローリングのリノベーションを、DIYまたは業者どっちが良いのか、解説したいと思います。また、両方のメリット・デメリットもあわせてみていきます。

 

フローリングのリノベーションDIYと業者どっちが良い?

フローリングのリノベーションは、DIYで行うのと、業者を手配するのだと、どっちが良いのでしょうか?結論としては、時間や労力をかけてでも予算を抑えたい人は、DIYがオススメで、予算がかかっても良いから、綺麗に仕上げたい人は業者への依頼がオススメです。

DIYの魅力は、自分の好きなように、自分のペースで作業が行える点です。費用がかさむようなら、途中で計画を変更することが可能です。

業者に依頼した場合は、途中の計画変更は内容次第で、簡単に行えるわけではありません。しかし、業者は、技術があるので作業もスムーズですし、こちらの依頼に沿ったリノベーションが期待出来ます。

その為、自身がDIYに時間をかけられるのかや、予算はどれぐらいかけられるのか等を確認して、どちらにするか決めた方が良いでしょう。

 

DIYのメリット・デメリット

DIYのメリット

1.費用が抑えられる
2.自分好みのフローリング材でリノベーションが出来る
3.自分のペースで作業が出来る

が挙げられます。各項目を確認しましょう。

1.費用が抑えられる
例えば、一般的に業者にフローリングのリノベーションを依頼すると、費用の目安は6畳の部屋で、15万円~が目安です。

一方、DIYでリノベーションをすると、6畳で7.5万円~が目安となります。DIYで行うことで、半額近く費用を抑えられるケースもあり得るので、大きなメリットだと言えます。

また、もし仮に、作業の途中で予想以上に費用がかかりそうなら、予算内におさまるよう変更することも出来ます。この場合、関わっている業者がいないというのがメリットになりますね。

参考:GetNavi web「業者とDIY、どっちがお得? リフォームに必要な「予算」のキホン【DIYリフォームの始め方 予算編】」

2.自分好みのフローリング材でリノベーションが出来る
業者が取り扱う材料は各業者で異なるので、好みのフローリング材を取り扱っていない場合も予想されます。DIYだと、業者による指定がないので、自分の好みでフローリング材を選ぶことができます。

3.自分のペースで作業が出来る
フローリングのリノベーションにあたり、いつまでに仕上げないといけないといった縛りがないので、自分のペースで進めることができます。

DIYのデメリット

1.道具や材料を揃える必要がある
2.長時間の手作業で時間がかかる
3.綺麗な仕上がりや、長持ちする保障がない
4.作業に伴い発生したゴミの処分が必要になる

です。ひとつずつ見ていきましょう。

1.道具や材料を揃える必要がある
DIYをするにあたり、作業で必要となる道具や、材料を調べて、全て用意する必要があります。今回限りの使用となる道具も出てくるので、レンタル出来る物はレンタルする等、費用を抑える工夫が必要になります。

2.長時間の手作業で時間がかかる
フローリング張りの作業は、複雑な作業はありませんが、地道な手作業となります。その為、どうしても時間がかかります。作業開始から作業完了するまで、フローリングは使用出来ないと覚悟した方が良いでしょう。

3.綺麗な仕上がりや長持ちする保障がない
プロと比べて差が出てしまうのは、仕方ありませんが、仕上がりはイマイチになる可能性が高いです。また、作業がしっかり行われていないと、劣化が進むのも早いので、長持ちしないことも予想されます。

4.作業に伴い発生したゴミの処分が必要になる
撤去した既存フローリング材や、木材等、リノベーション作業により発生したゴミは、自治体によっては産業廃棄物扱いとなり、ゴミとして出すことが出来ない場合があります。一般家庭ゴミとして、回収してもらえると、特に問題ありませんが、産業廃棄物扱いになってしまうと、自分で産業廃棄物を回収してくれる業者を探す必要があります。

▼関連記事はコチラ
プロのキモチ|無垢フローリング、DIYの参考になるプロの「丁寧な施工」

 

業者のメリット・デメリット

次に、業者に依頼した際のメリットとデメリットを確認しましょう。

業者に依頼するメリット

1.綺麗な仕上がりが期待出来る
2.短期間、半日〜1日で完了する
3.道具や材料を自分で準備する必要がない
4.作業で発生するゴミの処分は見積もりに含まれている

これらを、ひとつずつ見ていきましょう。

1.綺麗な仕上がりと耐久性が期待出来る
業者に依頼する1番のメリットは、やはり綺麗な仕上がりと耐久性です。技術と知識が豊富なプロが行う作業は、もちろん綺麗に仕上がりますし、長持ちも期待出来ます。

2.短期間で作業が完了する
例えば、6畳のフローリング張り替え作業を、業者が行うと半日~1日が目安ですが、DIYで行うと、1~2日が目安です。作業期間中、フローリングの使用が出来ないことを踏まえると、短期間で終わる方が助かります。

参考:家仲間コム「フローリング張替えを自分でやるのと業者がやる違い」

3.道具や材料を自分で準備する必要がない
DIYで行う場合は、一度切りの使用でも道具や、材料を全て揃える必要があります。それに対して、業者は必要な道具を予め揃えているので、材料を準備するだけですぐ作業に取り掛かかれるので、スムーズに作業が開始出来ます。

4.作業で発生するゴミの処分は見積もりに含まれている
一般的に、リノベーション作業で発生するゴミの処分は、見積もりに含まれています。よって、作業完了後にゴミの処分に関して困ることはないでしょう

業者に依頼するデメリット

1.費用が発生する
2.作業開始後、大幅な内容変更が難しい

契約後や業者が作業を開始した後に大幅に内容を変更したいとなっても、簡単には出来ないケースもあります。業者は、当初の作業内容・見積もりの範囲内で、材料を準備したり、段取りを組んでいたりするので、大きく内容が変わるとなると、段取りの変更や、材料の再調達が必要になるからです。よって、事前の打ち合わせをしっかり行い、作業開始後に内容を変更することがないよう対策する必要があります。

 

まとめ

フローリングをリノベーションする際、DIYで行うのと、業者に依頼して行うのでは、予算を抑えるのが最優先ならDIY、綺麗に仕上げることを最優先にするなら業者がオススメです。

DIYだと予算が抑えられる反面、道具や材料の準備等、イチから準備する手間がかります。更に、綺麗な仕上がりにならない可能性も十分あり得ます。

これに対して、業者手配だと、綺麗な仕上がりが期待出来る分、費用がかかることと、作業開始後の変更がスムーズに出来ない場面が想定されます。

DIYと業者では、どちらも良い面と悪い面があるので、何を優先にするのか検討して、判断すると良いでしょう。